恐山いた子といた男の独り言(過去の投稿)

恐山いた男の独り言(18)

大家さんの薬局に「トイレ童子(わらし)」あらわる!
座敷童子(ざしきわらし)って知っているよね、皆が楽しく団らんしている座敷の隅にいつの間にか座っていて、一家に幸運をもたらすと言い伝えのあるあの座敷童子だよ。岩手県の遠野地方の民話で、柳田國男の「遠野物語」で全国的に有名になったんだよね。実は、いた男の大家さんの「七福薬局むつ」に座敷童子ならぬ「トイレ童子」が出るんだよね。そのトイレ童子は、母親もしくは父親が連れて現れて、音もなく入り口から入ると、無言で薬局の待合室を横切り、一番奥にあるトイレに無言で入り、そして無言で出て行くという童子なわけよ。薬局のスタッフも、その音無しの行動には唖然としていて、ただただ見守るだけという始末で、どこから現れ、何処へ帰るのかも謎に包まれたミステリアスな童子と親(遠野物語風に言うと、オドとオガということになると思うが)なんだよね。薬局内では、非常識なオドとオガだと言う人もいれば、いやあれは本当のトイレ童子で、薬局に幸運をもたらすかもしれないと言う人もあり、もしも本当のトイレ童子だったら、注意したりして幸運が逃げてしまうのではないかと大家さんは見守る事にしたんだよね。最近の大家さん、「トイレ綺麗に掃除しておくように」とスタッフに念を押したりして、トイレ童子、本当に幸運をもたらしてくれるかな?

2017年08月18日

恐山いた子の独り言(17)

トイレ童子(わらし)の代わりにトイレ小母(おが)現る!
最近、いた子の大家さんの七福薬局むつにトイレ童子(わらし)が現れた話は、いた男のブログで読んでもらったと思うけど、1週間ほど前に、トイレ童子の代わりに、トイレ小母(おが)が現れたんだよね。
頻繁に現れていたトイレ童子は、その後ぷつんと現れなくなって、大家さんも「七福神家の幸運は去ったか?」と少し気落ちしていたんだよね。そしたらトイレ童子に代わりにトイレ小母が現れたんだよ、その小母は、トイレ童子と同じく、突然薬局へ入ってきて、何の断りも無く、無言で「にやにや」しながら、待合室を横切り、トイレに入り、再び「にやにや」しながら無言で出て行ったんだよ。地域特性として、無口で善良な人が多い土地柄ではあるけど、他人のトイレを使うのに、一言も断りなく使う奴がいるか!トイレ童子でもあるまいに、と大家さんは怒りマークが出っぱなしで、なだめるのに大変だったよ。トイレ童子なら良くて、トイレ小母が悪いのはちょっと理屈の説明に苦しいところもあるが、とにかく大家さんは怒っていて、「不吉な兆候だから塩を蒔け、いや塩では薬局内が汚くなるので、お払いだ!」とお怒りテンションマックスだったんだよね。いた子は、無口で善良な人だから「無言でにやにや」しながらトイレして行ったんだと良く解釈しているけど、もう少し事情説明があっても良いよね、一言「トイレ貸して下さい」で済むことだよね、いた子も有史以来の地元出身で無口で善良な住民なので、よその土地に行った時は誤解されない様に注意するよ。

2017年07月27日

恐山いた男の独り言(17)

実務実習残念の巻(1)
最近、薬学部の実務実習を終わってきた学生さん達と話す機会があって、今の実務実習の現況と学生さん達の感想を聞かせてもらったんだよね。でもその感想があまり芳しくないのよね、皆薬剤師の現状を知ってがっかりしている、もしくは現状を受け入れて妥協しているという感じだよね。
そこで、いた男は、どうして心弾むはずの実務実習がこんな悲惨な結果になるのかを真剣に考えなければ、薬剤師の未来は暗いのではないかと思ったんだよね。いた男は、薬剤師の職能に誇りを持って日々仕事をしているので、これから薬剤師になる後輩達にも誇りを持って薬剤師という職業に就いて欲しいと思うわけよ。
薬学部の実務実習に関しては、いた男が毎年学会発表している日本医療薬学会年会とか日本薬剤師会学術大会にも演題が出ているけど、ああゆう所では成功例しか発表にならないから、実習を体験した学生さんの本音の声を聴いて、問題点を見直す機会はなかなか無いよね。今回、いた男が直接学生さんの声を聴いたので、これを機会に、実務実習の実態を理解して、先輩薬剤師として反省する点を洗い出しておくのも良いかと思うんだよね。ちなみに、いた男は、現時点で実務実習は受け入れていないけど、30年に渡り、大学の薬学部と大学病院の薬剤部で薬学部と医学部の学生実習の指導をした経験を持っているので、教育という観点から、薬学の実務実習にも自分なりのポリシーは持っているんだよね。
まず、いた男の問題提起としては、学生さん達の声を聴くところら始めようと思うので、今回学生さん達から直接聞いた、実務実習の感想を書いて、このブログを読んでいる薬剤師ならびに学生さん達の意見を聞きたいと思うんだよね。
1、薬剤師10人程度の中堅の公立病院で実習したが、指導してくれた薬剤師さんは熱心だが、その他の薬剤師は実習に関しては白けている。
2、病棟へ行っても、ナースステーションで薬剤師が評価されていない(相手にされていない)。
3、1日3枚程度しか処方箋のない薬局へ実習に行かされた、薬剤師による指導もあまりなく、1日中本を読むしかない2か月半を過ごした。
4、実務実習は卒後即戦力の薬剤師を養成するためのものだと言われ、その薬局でしか使われない特別なルールを覚えさせられた。実習先の薬局へ就職する訳ではないので、教育としてはもっと普遍的なルールを教えて欲しい。
5、実習前は、病院に就職して病院で勉強したいと言っていた人達が、病院薬剤師に夢が持てずに、給料の高い調剤薬局へ就職すると言っている。
6、実習中にあまりきちんとした教育も受けられていないのに、薬剤師の手伝いだけさせられたのでは、実習費を払っている意味が無い、アルバイト料をもらいたいくらいだ。
その他にも沢山あるけど、いた男が気になった、実習に関するネガティブな意見はそんなところだったのよ。

いた男が話を聞いた学生さん達は、総じて実習の内容に不満を持っているという状況だったんだよね。これは、先輩薬剤師としてはとても残念なことで、学生さん達に薬剤師の職能が十分に理解されていない結果だと思うし、実務実習の中でそれが教育されていないからだと思うんだよね。
「理想の薬剤師像はこれだ!しかし現実とのギャップの中で俺たちはもがいている、だが可能性はある、学生諸君、君達の若さで可能性を追求してみないか!」などという気の利いた一言が言える熱を持った薬剤師が少ないのだと思うんだよね。
反対に、いた男が知らないところで、実習がとても楽しかったとか、勉強になったとか、薬剤師の未来に夢が持てたとか言う学生さんもいると思われるので、そんな人達の意見も聞くべきだよね。
 実務実習をより良いものにして、将来の薬剤師達に夢を持たせてあげるのも先輩薬剤師としての務めだよね、もしこのブログを読んで、自分の経験とか、意見を知らせて頂ける方は、是非ご意見を頂きたいと思います、文章に責任を持っていただくために、匿名(イニシャルでも可)・職業・年齢、性別だけは記載して頂ければ嬉しいです。

2014年01月20日

恐山いた子の独り言(16)

うちの大家さんの「七福薬局むつ」のご主人が、むつ下北地区の薬剤師会と病院薬剤師会の合同勉強会の幹事をやっているんだよね。最近、医師、薬剤師等が集まる研修会で、ある医師が、講師に「自分はジェネリック医薬品に否定的だが、講師の先生はどう思いますか?」という質問をしたら、講師の先生も「私もジェネリック医薬品には否定的で、私の勤務する病院ではジェネリック医薬品は使用していません」という回答があったんだよ。そしたら座長が、ここには薬剤師さんも沢山いますので、薬剤師さんの意見も聞きましょうということになったのさ。そしたら薬剤師さん達は一斉に引いちゃって、だれも発言しようとしないわけよ、それで困ったうちの大家のご主人が、「我々は、生物学的同等性試験に基づいてジェネリック医薬品を使用しています、我々としては、厚労省が認めた生物学的同等性試験のデータを信じるしかありません」と歯切れの悪い回答をして、その場は収まったんだけど、全員の薬剤師が引いてしまった事にご主人は問題意識を感じたわけさ。それで、むつ下北地区の勉強会で、「生物学的同等性試験の実際」というシンポジウムをやる事になり、先発メーカーのジェネリック子会社2社とジェネリックメーカー2社に声をかけて、生物学的同等性試験がどの様になされているかの実際を話してもらい、それを基にシンポジウムをやる企画を立てたんだよね。4社に講演の依頼をしたら3社からは承諾が得られたんだけど、1社は断って来たんだよね、その理由が、契約製造している他社との調整が難しいという事だったんだよね。そのメーカーって、第一某エス某社という、日本でも有名な大製薬メーカーの子会社で、親会社の優れた技術を使って製造販売するので信頼性が高いという事を謳い文句にセールスしている会社だという事は薬剤師なら知っているよね。でも契約製造している会社と調整が難しいという事は、自社の製品を他社に依頼して製造しているということだよね。宣伝では、自社の工場で作っているという話だったけど、何か話が違うんだよね。それに生物学的同等性試験も契約会社でやっているのであれば、自社の技術はどこに使われているの?と言いたいよね。普通、自分達でしっかりやっている技術なら、その内容を発表するのは自分達の品質をアピールするための良い機会だよね、それをやりたがらないジェネリックメーカーってどこか変だと思わないか?医師がジェネリックは信用できないと言っているのだから、国民の健康増進に貢献しなければいけない義務を負う製薬メーカーとしては、公の場で自分達の製品の正当性を明らかにする責務があると思うんだよね。それが出来ないジェネリックメーカーなんて、品質面でかなりブラックに近いのではないかと思われても仕方ないよね。ジェネリック医薬品メーカーは、ジェネリックを疑っている医師たちに対しても、自分達の製品の信頼性を公の場を使って積極的に証明するべきだよね。

2011年12月29日

恐山いた男の独り言(16)

19日大阪市長になった橋下市長、早速中央政界に殴り込みを賭けて暴れまわっているよね。中央政界としては、大阪市と大阪府のダブル選挙で大敗を喫した後だから、受け身に回り弱腰だよね。様子を見ていると、どこの政党も橋下市長にすり寄っている様子が伺えるよね。「地方の時代」とか言われたのが大昔の事の様で、地方があまり変わっていない現状を見ると、地方の時代という言葉自体が死語になりつつあるのかなと思っていたけど、今の大阪はその言葉を蘇らせつつある予感がするよね。大阪市という日本で第2位の大都市だから影響力も大きいのだと思うけど、大阪府知事から、笛吹けど踊らずの大阪市役所へ切り込んだあのアグレッシブさが大阪を変えようとしているんだと思うんだよね。今までのニュース報道などを見ていると、大阪市役所って本当に腐っていた様子だよね。大阪市役所の幹部は、新しい市長に対して、選挙で選ばれたくらいでいい気になるなという雰囲気を持っていたという話だったんだよね、とんでもない幹部たちだよね、民意をないがしろにする不届き者たちだったんだよね。そんな大阪市役所へ橋下市長が切り込んで行ったんだから、これからが楽しみだよね。大阪市って、霞が関以上に官僚的な組織だったんだから、橋下市長がこれからやろうとしている改革は、官僚制の打破に繋がるかも知れないよね。官僚制度の打破を旗印に政権を取った、民主党にも見習って欲しいよね。税金を上げないと言って政権を取ったくせに、増税を当たり前の事のように大声で言いまわっている今の総理って、官僚達に抱き込まれてしまっているよね。八ッ場ダムの問題だって、中止と決めて国民の喝さいを得たくせに、いつの間に建設の方向で調整したりしてさ、完全に官僚の「寝技」にやられているとしか思えないよね。どこかの公務員宿舎だって、一旦中止と決まったものを、いつの間にか補正予算に組み込んで建設しようとしてたりで、官僚にとっては政府決定なんて、時間がたてばうやむやになってしまう物か、うやむやにしてしまう物程度にしか考えられていないんだよね。党側に居て強硬な事を言っていた人が、大臣になった途端180度変わるなんてよくある話だよね。その点、橋下市長は大阪府で実績があるから、軟な国会議員とは違うよね。これからは何でも中央集権ではなく、道州制でも何でも良いから、地方が政府を作って独自の政治を行いのが、より小回りが利いて、効率の良い政治が出来るよね。やはり中央政府は防衛とか外交に特化してやるべきだよ。地方の隅々まで目が届かないのに、中央で官僚が旗を振って指示を出しているから血の通わない行政になるんだよね。橋本さんには、是非、大阪都だけではなく、全国的に改革してほしいよね、大阪から大きな波が全国に波及することを願っているよ。

2011年12月22日

恐山いた子の独り言(15)

フィギュアスケート全日本選手権、浅田真央ちゃん優勝したよね、「おめでとう真央ちゃん」、お母さんが亡くなって、2週間しか経っていなかったのに、良く頑張ったよね。真央ちゃんにとっては、小さいころからスケートをする真央ちゃんを支えてくれたかけがいのない存在で、お母さんを失った悲しみは大きかったと思うけど、不屈の精神力で良く頑張ったよね。トリプルアクセルは見られなかったけど、演技自体が流れるように優雅で素晴らしかったよね。トリプルアクセルを飛ぼうとして、力んでいた頃よりは演技自体に深さが出たように感じるよね。今の様な状態ならば、トリプルアクセルが無くても、世界で戦っていけるんではないかと思うよ、真央ちゃんにはソチオリンピックで是非、金メダルを取って欲しいよね。それにしても、いた子が思っている疑問は、どうして日本のフィギュアスケートのレベルってこんなに高くなったんだろうね?最近の日本選手は、男子も女子も世界的にレベル高いよね、昔、伊藤みどりさんというフィギュアスケートの選手が居たよね、あのころはジャンプが素晴らしくても、演技全体の芸術性で世界に追いつけなかったような気がするんだよね。あの頃の日本のフィギュアスケートって、いかにも体育会系という感じがして、今の様に優雅なスポーツという感じがしなかったものね。おそらくスケート場の施設とか充実して、真央ちゃんみたいに5歳の頃からスケートをやっている、といった人達が沢山出てきたからだと思うけど、そう考えるとジュニアの育成って大切なんだよね。サッカーでもそうだけど、Jリーグが出来てジュニア組織が充実したり、サッカー少年団みたいなジュニア組織が拡大して、サッカーの裾野が広がったから、世界で活躍できる選手が育っているんだよね。その様に考えると、子供の頃の教育って大切なんだよね、特に小学生以下の幼児期の教育が、人の才能を何倍にも伸ばす可能性を秘めているよね。学校での勉強も大切だけど、才能のある人を早めに見出して、英才教育をして、いわゆる「○○の天才」という人達を育てたら、きっと社会を変えられるような人達が大勢育つのではないかと思うんだよね。社会的には平等って大切だけど、本当に優れた才能が有る人を、平等に枠の中に押し込めて平均的な教育機会しか与えないのは、逆に不平等になるのではないかと思うんだよね。真央ちゃんとか、野球のイチロー選手とかみたいな才能のある人が活躍してくれれば、社会に与えるインパクト大きいよね。

2011年12月13日

恐山いた男の独り言(15)

11月15日のワールドカップアジア3次予選の対北朝鮮戦の試合見た?日本チームとしては22年ぶりのピョンヤンでの試合ということで、別な意味で注目されていたけど、異様なムードだったよね。政府の方針で、北朝鮮への渡航規制がかかっているので、日本人サポーターも150人と少なく、北朝鮮の観客が5万人という事だったからその様に感じたのかもしれないけどね。それにしても、サッカーの応援をするのに、鳴り物は禁止、立ち上がって応援すると治安当局の警察官に座るように注意されて、サポーターの周りを警察官が取り囲んでいるという状況は異常だよね。いた男の思い過ごしかもしれないけど、北朝鮮の観客も、心からサッカーの応援をしているという感じではなく、やらされているという感じだったよね。それに、試合中の北朝鮮の選手のトゲトゲした態度は頂けないよね。何かあると直ぐに日本選手とか審判に食って掛かって、とても雰囲気が悪い試合だったよね。北朝鮮の選手としては、ホームゲームで、経済制裁をしている日本にだけは負けられないという内部事情があったんだろうけど、それにしてもトゲトゲしすぎていて、日本が敗けた事もあると思うけど、試合が終わった後も後味が悪い感じだけが残った試合だったよね。日本に勝ったことで北朝鮮国内では、政府の指導が良かったから勝ったなどと宣伝材料に使われているんだろうけど、今回の試合のピョンヤン開催にしても、サポーターの渡航制限にしても、政治の事情でスポーツイベントが大きく影響されたり、政治に利用されたりすることはあまり良い事ではないよね。それぞれの国の代表が戦うんだから、国威発揚という意味では国家行事に近いものがあるかも知れないけど、スポーツは政治じゃないよね。試合がどこで開催されようとも、もっとオープンに、楽しく出来ないものかと思うんだよね。他人の国の制度をとやかく言う気はないけど、スポーツは、プレーする人も応援する人も、楽しまなくては意味が無いものだよね。

2011年11月18日

恐山いた子の独り言(14)

米国航空宇宙局(NASA)の発表によると、平均気温22度前後で、生命の生存に最も適した惑星が発見されたという事だよね。この惑星は、地球から600光年離れた「ケプラー22b」と呼ばれているらしいんだけど、直径が地球の2.4倍で、太陽とよく似た恒星の周りを290日の周期で回っているという事なんだよね。写真で見た感じだと、表面に雲のようなものが見えて地球に似ているよね。平均気温22度だと、水が液体で存在する可能性があるから、生命の存在する可能性も高いよね。もしも生命が存在したとしたら、どんな生物なんだろうね、たとえ細菌の様な生物だとしても、生命が存在したとしたら、凄いことだよね。地球上の生物の歴史だって、何億年も前の下等生物が起源なんだから、生命が存在しただけで、何億年か経てば人間と同じような生物に進化するかも知れないのだから、今の段階では、生命が存在するということが分かるだけでも画期的な発見になるよね。それにしても、ケプラー望遠鏡の観測では、地球と似た環境を持った星の候補が2,326個も発見されて、その中でも、48個が地球にかなり近い環境を持っているという話なんだよね。流石に広い宇宙だよね、数億個も星があれば、1-2つ地球と同じでも不思議は無いけれど、それにしてもよく見つけたよね。宇宙人が居るとしたら、ケプラー22bでも、望遠鏡でこちらの地球を観測して、ケプラー22bに似た星が銀河系にあって、環境が非常に似ているので生命が存在する可能性がある。とか言って、ニュースになっているかもしれないよね。でも、ケプラー22bに到達するまでは、光速でロケットを飛ばしたとしても、600年もかかるんだから、人類が到達するためには、異次元ロケットを開発して、それで探検に行くしかないよね。600年も生きられる人間って居ないものね。

2011年11月05日

恐山いた男の独り言(14)

10月11日のワールドカップアジア予選、対タジキスタン戦見た?8対0で日本の完勝だったよね。あの試合でとても印象的だったのは、ハーフナー・マイク選手のヘディングでの2点の得点だったよね。タジキスタンの選手が、ゴール前で密集してディフェンスしている中にクロスボールが上がって、タジキスタンの選手が一緒に跳んでも、頭一つハーフナー選手の方が抜け出ていて、見事にヘディングシュートが決まったよね。ハーフナー選手の様なタイプのフォワードって、日本代表にこれまで居なかったよね。長身の日本代表選手といえば、いた男は千葉に所属していた巻選手とかを思い出すけど、これまでの日本代表の試合でハーフナー選手ほどダイナミックな空中戦は見たことなかったよね。いま名古屋グランパスに居て、長身でヘディングの強いケネディー選手に似たタイプの選手だと、いた男は思っているんだよね、今まで、日本代表はゴール前の空中戦では、長身のヨーロッパ勢に対して分が悪く得点力の弱さに繋がっていたけど、これまでの日本の持ち味でもある技巧派シュートに加えて、空中戦での得点が期待できれば、日本の弱点の得点力が大きく伸びる事になるよね。タジキスタン戦も8対0と今までの日本代表の試合では見たこともない、大勝で終わってくれて、久しぶりに「スカー!」とした試合を見せてもらって、いた男は嬉しいよ。やはりチームの中には、色々なタイプの選手が居ることで、強さが発揮できるんだよね。ハーフナー選手がオランダ人でなくて日本であったことに感謝したいよね。次の試合でも慢心することなく、完勝でアジア予選のグループ中でダントツの1位を確保してほしいよね。

2011年10月15日

恐山いた男の独り言(13)

ノーベル生理学・医学賞の受賞者決まったよね。ブルース・ボイトラー教授(米スクリプス研究所)、ジュール・ホフマン(元フランス国立科学アカデミー議長)とラルフ・スタインマン教授(米ロックフェラー大学)の3人が受賞することになったんだよね。ボイトラー教授とホフマン先生は「自然免疫の活性化に関する発見」、スタイマン教授は「樹状細胞と、獲得免疫におけるその役割の発見」というのが授賞理由だよね。最近、いた男達は、恐山家の大家さんの「七福薬局むつ」で七福薬局むつ免疫輪読会を毎週やっているから、免疫の話にはものすごく興味があるんだよね。ボイトラー教授とホフマン先生の発見は、Tollと呼ばれる受容体が免疫細胞の表面に発現していて、感染初期の自然免疫系を活性化するという発見なんだよね。Toll受容体ってTLRと言われ、TLR1からTLR10まで知られていて、それぞれがウイルスDNAとかリポ多糖とかリポペプチドとかを認識して、インターフェロンとか炎症性のサイトカインを産生する引き金になっているんだよね。またスタインマン教授の樹状細胞って、感染部位から感染の情報をリンパ節へ運んで、自然免疫系から適応免疫系へ感染の情報を伝える役割をしているんだよ。免疫ってさ、七福薬局むつの輪読会で勉強してみて始めて分かったけど、とても芸術的な生体システムなんだよね。Toll受容体にしても、樹状細胞の免疫伝達システムにしろ、もちろんその他の免疫システムもそうだけど、良くこれだけ精密に出来ているもんだと感心するくらい精密なんだよね。輪読会をやるたびにその精密さに感動させられると共に、自分が学生の頃に免疫を学んだ内容からものすごく進歩していることを痛感するんだよね。学問の世界って、日進月歩だから当然なのかもしれないけど、学ぶことを止めたら知識ってすぐ古くなるんだよね。今回の受賞対象になった研究が発表されたのが、1996年とか、1998年だから15年程度しか経っていないけれど、我々が学生時代に免疫を学んだのはそれ以前だもの、最近の新しい本に載っていることで知らないこと多いわけだよね。今回は、たまたま最近勉強したことがノーベル賞の受賞対象になったから、「ビビビ」と感性が反応したけど、勉強していなかったら、「何それ?」といった感じだったんではないかと思うんだよね。薬の世界も、最先端の科学の世界だからさ、常に新しい知識を得るために自分から勉強することって大切だよね。

2011年10月04日

恐山いた子の独り言(13)

岩手県宮古市の震災ガレキ31トンが東京へ運ばれて、ごみ処理場での処理が始まったよね。放射線量を何回も測定しながらの作業だという事で、安心と安全に配慮した方法で、震災ガレキの処理が進むことを願いたいよね。今回のガレキの処分は、東北地方以外では初めてのことだという話だよね。そうゆう意味でも注目に値する事だと思うんだよね。テレビのニュースで見たんだけど、震災後の4月には、被災地のガレキの処分を受け入れても良いとしていた地方自治体は500程度だったらしいんだけど、9月頃の調査では受け入れを検討している自治体は1/10程度に減っているという話だったよ。いた子はこれを聞いた時、「なにこれ?」と思ったんだよね。震災直後は全国的に東北を救おうという雰囲気が全国で盛り上がっていたから、全国の地方自治体もガレキを処分しても良いという意思を持っていたんだろうけど、その熱が冷めて、放射線の問題などが出てきたら、途端にこれだものね。たとえ放射線が検出されなくても、京都五山の送り火事件とか、愛知県日進市での花火事件の様に、住民からクレームがでたら面倒だから、ガレキ処理は出来ればしたくないという魂胆がありありと窺える事例になっているよね。その点石原都知事は偉いよね、石原都知事を好きな訳ではないけど、3千件に及ぶ都民からのクレームといか意見に対して、「黙れ!」と一括してガレキ処理を決めたんだものね。一千万人以上も都民が居れば、色々な意見が出るのは当たり前だけど、それを一括して被災地のために決断するリーダーシップって、今の日本に欠落している事だよね。ガレキ受け入れを止めた他の自治体みたいに、声を張り上げる「うるさ型」の一部住民の意見に押されていては、東北を助けてあげたいと思っている多くの住民の声なき声を無視する結果になりかねないよね。災害に遭った時はお互い様でしょう、放射能に汚染されたガレキを処理してくれと言っている訳でもないのに、理屈の通った理由も無いのに何でガレキの受け入れを拒否するかね?結局、被災地の応援とか言っていても、言っている事とやっていることが違うよね。東北地方の被災地が困っているんだから、多少の事は我慢しろよと言いたいね、自分自身がガレキを処分する訳でもないのにさ!

2011年09月28日

恐山いた男の独り言(12)

愛知県日進市で18日行われた花火大会で、放射性物質の拡散を心配する市民からのクレームにより、福島県で製造された花火の打ち上げが中止になっていたというニュース出ていたよね。東日本大震災の復興を支援しようと、被災3県の花火を含めて、二千発の花火を打ち上げる計画だったらしいけど、福島県で作られた80発の花火の打ち上げを知った市民から、放射能汚染を懸念した約20件のクレームが寄せられて、急遽別な花火が打ち上げられたというんだよね。この事件って、以前あった京都五山の送り火事件と同じく、根拠の無いクレームに主催者側が屈した構図だよね。大体にして、火薬の原料が屋外で放射能に曝される様な条件で保管される訳がないよね。火薬類だから、むしろ一般の物以上の厳重に保管されている訳だから、放射能で汚染される危険性は極めて低いはずだし、川俣町のホームページでは環境中の放射能測定値とか、水道水中の放射能測定値が公表されていて、健康診断のレントゲン1回で浴びる放射能より遥かにめて低いレベルだという事が分かっているんだよね。日進市でクレームを付けた人達はこのデータを見てクレームを付けているんだろうか?中止を判断した人達は、このデータでなぜ住民を説得できなかったか、不思議なんだよね。根拠の無いクレームで川俣町の人達のプライドを傷つける様なやり方は間違っているよね、それでなくても福島県の人達は、福島第一原発の事故で被害者になってしまっているんだから、もっと配慮が必要だと思うよ。主催者側は、住民感情を尊重したと言っているけど、何万にも住民が居れば、20人位は根拠の無いことを言い出すのは当たり前なんだから、そんな心無い人達の意見を聞いていたら、正当な事は出来なくなるのではないかと懸念するんだよね。行政とかイベント主催者に必要な能力は、そんな人達を説得して、震災復興支援という今回の花火大会の目的を達成する能力ではないかと思うんだよね。花火大会で震災に遭った東北3県を支援しようとした真心も、かえって福島県民を傷つける結果になってしまっているよね。今回の様な根拠の無いクレームで引き下がるくらいの軽い規格なら、初めから震災復興支援などと言うお題目は唱えなければ良かったんだよ。花火大会の企画した人達の震災復興支援って、お題目を唱えているだけで、本当に復興支援を真剣に考えているのか疑われてもしょうがない状況だよね。

2011年09月20日

恐山いた子の独り言(12)

体に毛を生えさせるスイッチを入れる物質を、米国エール大学の研究チームがマウスを使った実験で発見したというニュース出ていたよね。毛の元になる「幹細胞」の分裂の開始に、毛根の周りにある脂肪前駆細胞という細胞が関わっていて、この脂肪前駆細胞から「PDGF」というタンパクが産生され、PDGFが毛の幹細胞に作用して毛が生え始めるというんだよね。育毛剤等への応用が期待される研究として注目されているというんだよね。いた子が驚いたのは、これだけ科学が進歩し、皮膚の細胞からどんな細胞でも作れる時代になっても、育毛を開始する物質が見つかっていなかったという事なんだよね。研究分野が地味だという事もあるんだろうけど、抜け毛とか薄毛で悩んでいる人は多く、育毛剤の市場って大きいんだよね。実際、日本皮膚科学会でエビデンスがあるとして推奨している、リアップとかプロペシアってすごく売れているんだよね。恐山家のいた男だって、寄る年波に勝てずに、頭の毛が薄くなって来て、リアップX5を使っているけど、5倍の効果を実感できずに不平は言っているけど、使うのを止めようとはしないで、せっせと頭皮に刷り込んでいるものね。今回発見されたPDGFを育毛剤としてどの様に使うかとか、副作用の問題とか、解決しなければいけない問題は多いと思うけど、これを突破口に育毛の研究はさらに進むと思うよ。PDGF以外にも、育毛効果のある物質が発見されるだろうし、さらに詳しい育毛のメカニズムも解明されると思うんだよね。育毛の研究って、命に係わるものでないから、いまいち力が入らない面もあるけど、薄毛になった本人にすれば深刻な問題だからさ。今回の研究が、世界の薄毛人口を減らすために貢献してくれることを願いたいよね。

2011年09月09日

恐山いた男の独り言(11)

タレントの島田伸介さんの、突然の引退の件、大きな騒ぎになっているよね。NHKのニュースとかNC9なんかでも取り上げられていたから、一タレントとしての引退ではなく、社会現象になってしまっているよね。それだけ有名で注目度が高かったという事なんだろうけど、黒い交際疑惑にまつわる理由での引退というのはいただけないよね。元暴走族だったという背景もあって、テレビの番組でやっていたカンボジアプロジェクトなんか、更生して成功した人の慈善事業といった感じだったから、大きな反響を呼んだんだと思うんだよね。でも、ある週刊誌の記事によると、カンボジアに建てられた学校は誰にも使われていないとか、そうゆう表裏があるような記事が掲載されていたりで、何か裏がありそうだけどあの明るいキャラで、そんな疑惑をチャラにしていたような所があるよね。「行列の出来る法律相談所」とかいう番組を時々見ていたけど、面白い面もあるけど、出演者を傷つける様な発言とかあって、総て計算ずつでお互い納得したお笑いショーをやっていると思わないと、島田伸介氏の人間性を疑ってしまうような場面も多々あったよね。それでも人気が抜群だからいつでもテレビで引っ張りだこで、自分の番組を沢山持っていたのだから、彼を人気者にしてしまったテレビで島田伸介氏を見ている我々も悪いのかもしれないよね。今回、いた男が感心したのは、島田伸介氏の所属事務所の態度だよ。あれだけ人気があれば、多少の黒い疑惑も闇に葬ってしまって、稼いでもらった方が事務所の利益になるのに、暴力団関係者との交際は、コンプライアンスに違反しているとのことで、事情聴取した結果引退する事になったというんだよね。イメージとして、関西のお笑い系の事務所って、昔のしきたりとか、古い慣習が残っていて、闇世界との関係なんかは当然の事かと思っていたんだけど、会社としてはきちんとやっているんだなと、ちょっと意外に思ったんだよね。いずれにしても、芸能人って人の目に曝される事が仕事だし、有名芸能人だと社会への影響力も大きいのだから、生活や行動に関してもモラルというか社会的規範を順守するべきなのは当然だから、それに違反したらけじめを付けることは必要なんだよね。

2011年08月25日

恐山いた子の独り言(11)

なでしこジャパン、ロンドンオリンピック出場決定おめでとう!やってくれましたね、大丈夫だと思っていたけど、タイ戦以外は安心して見てばかりいられなかった戦いだったよね。やっぱり、アジア最終予選となると、ワールドカップ優勝チームといえども、簡単には勝たせてもらえないものだよね。特に北朝鮮戦は厳しかったよね。後半20分過ぎまでは、防戦一方で、日本チームのサッカーをさせてもらえなかった状態だったよね。あれではどちらがチャンピョンチームか分からないよね。なでしこは、ワールドカップから、疲れが溜まっていたというけど、明らかに動きが悪かったよね。それに比べて、北朝鮮は若さにものをいわせて、動きも速く積極的なプレーが目立ったよね。あるニュースによると、北朝鮮は子供の頃からサッカーの英才教育をしているらしく、女子の練習試合でも男子とやっているとか、代表チームで良い結果を出した選手には、豪邸が恩賞として与えられたとかいう話だったよ。そうゆう体制で鍛えられてきた選手だったら、真剣味が違うよね、試合の結果次第で人生が変わるかも知れない状況なんだよね。そんな状況だったら、必死になって強さも発揮できる訳だけど、負けて散々な結果だったりすると、国に帰ってから制裁が待っているという話も聞いたから、あまり良い感じしないよね。それにしても北朝鮮強かったから、なでしこジャパンも、もう一度反省してロンドンオリンピックでの対策を考えないといけないかもしれないよね。ワールドカップのチャンピョンチームになってしまったから、各国もマークしてくるからね。アジア予選もまだ中国戦が残っているから、今回の雪辱を果たすくらい「スッカー!」と勝って欲しいよね。

2011年08月19日

恐山いた男の独り言(10)

10日札幌で開催されたサッカー日本代表と韓国代表との親善試合、3-0で日本が大勝したよね。3点以上の得点差で勝ったのは、実に37年ぶりだということで、歴史的勝利と言えるかもね。これまでの日本代表って、韓国とやると何故か弱かったものね、過去の対戦成績も、日本は大きく負け越しているし、お隣同士ということもあってライバル意識は強かったからね。韓国メディアなんかは、「札幌の屈辱」とか書きたてて騒いでいるらしいよね。韓国はいま選手の世代交代の時期らしいので、必ずしもベストな状態ではないから、勝ったからといって手放しで日本が強くなったとばかり喜んではいられない事情もあるよね。それにしても、いた男の見た感じでは、日本代表は確実に強くなっているよね。今回2得点した香川とか、1得点の本田とか、得点に絡める選手が多くなったものね。U22から抜擢された清武なんかもアシストで頑張ったし、アグレッシブな選手が多くなって、点が取れるチームになった気がするよね。やはりヨーロッパの厳しい状況の中でプレーしている選手が多くなったから、サッカーに対するアグレッシブさが違うよね。アジアカップで優勝した時は、運も良かったのかなと思ったりもしたけど、なんの、今回の試合を見ていると、確実に実力がついているよね。就任以来11戦無敗のザッケローニ監督の采配も冴えているのかもしれないけど、監督の意図を実現できる選手が居るからこそ強くなれているんだよね。9月から始まる、ワールドカップブラジル大会のアジア3次予選が楽しみになって来たよね。予選と言っても油断は出来ないけど、是非1位で予選を通過して、ワールドカップでも上位に食い込んで欲しいよね。なでしこジャパンが優勝したんだから、サムライジャパンも上位争いに勝ち残れるように皆で祈ろうよ。いた男としてはベスト8か4までは頑張って欲しいと思っているんだよね。今の実力だったら、いいところまで行くと思うから、勝ち進んで日本人に歓喜と感動を与えて欲しいよね、頑張れサムライジャパン!

2011年08月11日

恐山いた子の独り言(10)

昨日のプロ野球「西武対楽天」の試合で、西武の菊池雄星投手、完投勝ちしたよね。いた子は、東北の人だから楽天のファンなんだけど、菊池雄星君が出る試合なら、西武にではなく、菊池君に応援したいよね。楽天が負けて残念だけど、菊池君が完投したことは嬉しいよね。前回までの勝試合では、6回とか途中降板というパターンがあったから、少しハラハラして見ていたんだけど、完投は立派だよね。一回に少しもたついた時は、打たれるかなと思ったけど、何とか踏ん張って、その裏に見方が4点も取ってくれたので俄然楽になったよね。投球も気魄みなぎる感じで、戦う気持ちが顔にも投球以外の動作にも出ていたものね。あわや完封かと思ったりしたけど、楽天の山崎選手に通算400号ホームランを打たれて、やはりプロの世界は厳しいことを知らされた感じだったよね。でもあそこで、山崎選手に打たれて良かったんだと、いた子は思ったんだよね。何故かというと、プロ2年目だから、まだまだ完封は早いよ、もっとプロ野球の厳しさを思い知らされて、さらなる精進の糧にして欲しいよね。完封を目前にした菊池君にホームランを打ってくれた山崎選手に感謝したいよ。やっぱり山崎選手は東北楽天の選手だけあって、東北出身の選手である菊池君の事を考えてくれているんだよ。でも西武の渡辺監督には一言いいたいよ、次回の菊池君の登板は、楽天以外のチームにして欲しいとね。岩手県出身の菊池君と、東北のマイチーム楽天の板挟みになって、どちらを応援したら良いか悩んでしまうからさ。頼みますよ渡辺監督!それから、山崎選手の通算400号ホームランも、皆でお祝いしよう!おめでとう山崎選手!

2011年07月26日

恐山いた男の独り言(9)

女子サッカーワールドカップの「なでしこジャパン」決勝進出を決めたよね。素晴らしいよね!女子とはいえサッカーワールドカップだよ、オリンピックより人気があると言われている、男子ワールドカップに比べたら少し見劣りはするかもしれないけど、まがりにもサッカーワールドカップだもの、日本女子の偉業と言って良いよね。日本サッカー協会は、10年に渡り選手強化に努めてきた結果が出ていると言っている様だけど、何よりも本人達の努力の結果だよね。男子プロサッカー選手に比べると女子は地味だよね。男子では年俸数千万という選手も居るのに比べたら、女子は厳しい状況の中で選手生活を続けなければならない場合が多く大変だよね。東京電力の女子サッカーチームは、震災の原発事故で休止になった様だし、なでしこジャパンのキャプテン澤選手も今年の1月に某テレビ局の契約を解除されて、神戸のクラブチームへ移籍したんだよね。その他の選手でも、仕事を抱えながら、もしくはアルバイトをしながら選手生活を送っている人が多いという事だよね。女子サッカー自体の人気がいま一つ盛り上がらないので、プロリーグとしての運営が難しいのかもしれないけど、その中でも自己犠牲の精神で良くやっているよね。以前、冬季オリンピックで、女子カーリングが善戦したことで一躍人気になった例もあるので、今回の女子サッカーワールドカップの活躍で、女子サッカーの人気が出ると良いよね。地味な世界ながら、自己犠牲の精神で頑張っている所なんかは、「なでしこ」そのものだよね、精神的にもしなやかで真の強い「大和なでしこ」世界にその名を轟かせて欲しいよね。

2011年07月16日

恐山いた子の独り言(9)

7月25日のNHKスペシャル「なでしこジャパン」見た?なでしこジャパンの選手インタビューを中心に、女子ワールドカップを振り返る番組だったんだけど、なでしこジャパンの底力を見たという感じの番組だったね。アメリカチームのワンバック選手のインタビューもあったんだけど、アメリカチームは前半で得点して試合を決めるつもりだったと言っていたんだよね。ところが前半の15分間のアメリカチームの猛攻をしのいでからは、なでしこジャパンは、本来のパスサッカーを取り戻して、パスが繋がるようになり、アメリカチームの攻撃のリズムが狂ったというんだよね。確かに前半開始直後は、アメリカチームの猛攻にさらされ、あわやゴールという場面が沢山あったよね。後半、アメリカチームは、足の速いフォーワードを投入して、カウンター攻撃で得点する作戦に出て、それが見事に決まったんだよね。その後も、宮間のシュートで追いつき、延長戦でもワンバックにゴールを決められたんだよね。この時ワンバックは、これで試合は勝ったと思ったと言っていたんだけど、その後に宮間のコーナーキックから澤にゴールを決められた時は、呆然として戦う気力を失っていたと言っていたよ。それにしても驚かされるのは、アメリカチームに得点されて、先行を許してもあきらめずに、冷静にプレーして追いつくという、なでしこジャパンの選手の気力だよね。宮間のコーナーキックなんか、ニヤコーナーを狙って澤に合わせたと言っていたもの、あの切迫した状況で良くそこまで冷静に判断できたと思って、「大和なでしこ」恐るべしだよね。今回の優勝で、なでしこリールが脚光を浴びているから、もっとファンと観客が増えることで、なでしこジャパンの選手たちの待遇を改善してあげたいよね。プロリーグとして成り立つ様に、企業とか行政、さらには市民の援助が必要だと思うだよね。チームとしてもっと企業援助とか、市民カンパを呼び掛けて、選手たちに給料を払っても、チームが存続するようになって欲しいよね。ロンドンオリンピックに向けての予選も控えている事だから、今回の盛り上がりを単なるブームに終わらせないで、日本の総ての「大和なでしこ」の飛躍のチャンスにしたいよね。日本の女性よ!世界に示そう「大和なでしこ」の底力!「えぃえぃおー!」

2011年07月07日

恐山いた男の独り言(8)

西武ライオンズの菊池雄星投手、プロ入り初勝利を挙げたよね。花巻東高校時代、甲子園で最速154キロの速球を投げて、3年生の選抜大会では準優勝したんだよね。岩手県の人には申し訳ないけど、岩手県って野球強いというイメージ無いよね。そんな中で出て来て、岩手県勢では珍しく甲子園大会を沸かせたから、東北地方とか地元岩手県では期待されているんだよね。一昨年のドラフトでMLBからも注目され、ドラフト1位で西武ライオンズに入団したんだけど、その後故障でなかなか1軍に上がって来れずにいたし、デーブ大久保コーチとのトラブルなんかに巻き込まれてマスコミに出ていたから心配していた人多いと思うよ。菊池雄星投手って、野球ばかりではなく勉強もちゃんとしていて、西武ライオンズ入団後、東北福祉大学の通信制に入学して、教師の免許の取得のため勉強しているんだよね。そんな才能もあり努力家でもある菊池投手だから、早く1軍で活躍してほしいと思っていたんだよ。でもやっと1勝して良かったよ、まだ今のところは不安定な状態で、1軍定着とまではいかない状態みたいだけど、才能は十分あるから焦らずに、体を鍛えて怪我をしないように頑張って欲しいよね。菊池投手って、顔の雰囲気からも伝わって来るけど、自我をしっかり持って意識の高い人だと思うから、プロ野球の様な縦社会で摩擦が起こる事もあると思うんだよね。デーブ大久保コーチとのトラブルなんかはその表れだったんではないかと、いた男は見ているんだよ。縦社会の中で、理不尽な事を理不尽と言う事は、正しいことだけど時として摩擦を生む原因になるからね。いた男としては、せっかくの才能をそんなことですり減らして欲しくないんだよね。どちらかというと地味なイメージのある東北北3県から久々に出たスターに成り得る人材だからね。岩手県人って、南部藩の時代から、辛抱強くて意志の固い人達だから、菊池投手もその素地は持っていると思うんだよね。是非その才能を良い方向に伸ばして、活躍する大投手になってほしいよね。「頑張れ!菊池雄星投手!」大投手と言われるその日まで。

2011年07月02日

恐山いた子の独り言(8)

7月6日のNHKの番組NC9で、クルム伊達選手のインタビューの放映を見た?クルム伊達選手と言えば、今年のウインブルドンテニス選手権で元世界チャンピョン・ビーナスウイリアムと3回戦で戦って注目を浴びたよね。とても一度現役を引退して、長いブランクがあった選手とは思えないようね、粘り強いプレーをしていたのが印象的だったよね。一度現役を引退してから、再度現役復帰して活躍するってすごいことだよね。40歳を超えてからの活躍で、最近では、「アラフォーの星」と言われているらしいよね。どんなスポーツのプロ選手でも、30歳を超えると実力が衰えて来て、引退という言葉が囁かれるようになるという現状で、40歳過ぎても頑張れるには驚嘆だよね。でもインタアビューを見ていると、クルム伊達選手は、肩に力が入った様子が全く見られないんだよね。むしろ40歳過ぎてからテニスが楽しくてしょうがないといった感じで、心からテニスを楽しんでいる様子が伝わってくるんだよね。25歳で現役を引退した時の理由も、選手としてはピークの時なのに「テニスが楽しめなくなった」という事だったから、伊達さんって本当にテニスが好きなんだなと思うんだよね。「好きこそものの上手なれ」という格言もある通り、好きでないと、何においても長くはやれないよね。何でもそうだと思うけど、スポーツでも趣味でも仕事でも、好きになるって真剣にそのものに取り組んで、問題点とか障害とかと格闘して、乗り越えてこそ楽しさが出てくるんだよね。昔のスポーツ選手って、実力があるのに、オリンピックなんかの大きな大会に出ると実力を発揮できない選手って結構いたよね、緊張したり、プレッシャーが原因で実力を発揮できない選手って、本当にそのスポーツを楽しんでいないのではないかと思ったことがあるんだよね。昔は何か、スポーツではなく「野球道、サッカー道」みたいな精神的な面もあったよね。でも今の選手は大方、「プレッシャーを楽しみたい」と言うものね、スポーツに対する考え方が変わったんだと思うよ。その点、クルム伊達選手は、一回現役を引退してからの再チャレンジだから、現役の頃に気付かなかった様な楽しさを見つけたんだと思うんだよね。肩の力が抜けていると言うか、鷹揚さがあるというか、人間的に「ステキ!」という感じがするよね。周りで支えてくれている人達にも恵まれているんだと思うけど、生き方の手本にしても良いようなアラフォーだよね。

2011年06月27日

恐山いた男の独り言(7)

日本のスーパーコンピューター「京」が世界最速の計算スピードを記録したというニュースが発表されたよね。低迷している日本の重い空気を吹き飛ばす快挙で、東日本大震災以来、久しぶりに明るいニュースだよね。ニュースによると、計算スピードは一秒当たり8,162兆回で、これまで世界一だった中国の「天河1号A」の2,566兆回の3倍という事なんだよね。すごいよね、いずれは1秒間に1京回のスピードを目指すという事だから、まだ速くなるという事で期待しちゃうよね。スーパーコンピューター「京」の開発に関しては、ニュースでも取り上げられているけど、事業仕分けで蓮舫現行政刷新相が「2位じゃだめなんでしょうか?」と発言して話題を呼んだ事業だよね。結局、開発予算は事実上の凍結にあってしまったんだよね。今回の事に関しての蓮舫大臣のコメントは、「極めて明るいニュース。関係者のご努力に敬意を表したい。」と言っているらしいけど、結果オンリーで科学技術の重要性が認識されていない感じだよね。惑星探査衛星「ハヤブサ」の時もそうだったけど、それまで散々けなして「役立たず」扱いにしてきたものでも、国民の注目とか、世界の評価が出ると「素晴らしい」と豹変するようでは、日本の科学技術政策とか産業政策はどうなってしまうんだろうと思ってしまうよね。開発に当たった理化学研究所の野依所長は、以前の蓮舫大臣のスーパーコンピューターの評価に対して「やはり研究はトップを目指さなければいけない。科学技術の振興こそが日本の生命線だ。」とコメントしているけど、政治家は科学技術の現場に居る人間の声をもっと聞いて、少なくとも世界のトップクラスの研究とか技術には惜しみなく資源を投入するべきだよね。基礎研究って、地味で金にならないように受け取られがちだけど、基礎研究に金をかけられる国ほど高い技術とか科学のレベルを維持しているのは事実だからね。最近、高齢社会とか成熟社会とか言われて、日本の社会全体に活気と発展性が見られなくなって元気ないから、スーパーコンピューター「京」のニュースは明るい話題になったよね。まだまだ日本にも世界に誇れる物が沢山あるんだから、優秀な技術とか科学を政治家とか政治の体制が潰してしまわないように配慮しながら、科学技術立国日本を復活させてほしいよね。

2011年06月21日

恐山いた子の独り言(7)

パリで開かれていたユネスコの世界遺産の審査会議で、奥州平泉の文化遺産群が世界遺産に決まったよね。日本では小笠原諸島の自然遺産と同時決定だったから、サンゴ礁と青い海の小笠原諸島に比べると少し地味な感じはするけど、何はともあれ良かったよね。前回、2008年には世界遺産の登録は見送りということで、無念の涙を飲んだけど、今回はリベンジが成って良かったよね。平泉文化遺産って岩手県にあって、東北自動車道のインターからも近いから、時々行くんだよね。特に外国人のお客様なんかを連れて行くと、田舎の京都という感じがあって、しかも歴史的な背景を知ると皆さん感心してとても喜ばれるよ。歴史に興味ある人なら知っていると思うけど、平泉の中尊寺とか毛越寺を建立した藤原一族って鎌倉時代が始まる100年も前から栄えていて、京都の朝廷からも独立した勢力として東北地方を治めていたんだよね。藤原氏は、いわゆる東北地方の部族である「蝦夷(えみし)」を祖先としているから、京都の朝廷を中心とした中央の勢力からは独立した地位を保っていたんだよね。源頼朝に滅ぼされるまで、中尊寺金色堂に代表される黄金文化で栄えていた訳で、当時の藤原氏には京都にも負けないという気概があったんだよね。鎌倉時代になってからは、源頼朝の家臣が管領として東北地方に入ってきたので、鎌倉幕府の支配を受けることになった以降は奥州という地方はただの田舎になってしまい、歴史の表舞台に登場することは少なくなったのは残念だよね。以前にサントリーの社長が東北人の事を「くまそ」呼ばわりして、大反発を喰い、東北地方でサントリービールが売れなくなった事件あったよね。あの時だって、東北人は「俺たちは「くまそ」なんかではない、誇り高き「蝦夷」だ!」と言って反発した人も多かったよね。やはり東北人のルーツには蝦夷の血が流れているんだよね、そんな意味からもその流れをくむ奥州藤原氏の文化遺産が世界遺産に決定したことは喜ばしい事だよね。今回の世界遺産決定を機に、東北の文化とか歴史を再確認して、藤原氏の時代の様に、東北地方に誇りを蘇えらせたいよね。東日本大震災で東北地方には暗いニュースが多いから、今回の事が少しは明るいニュースになってくれたことはありがたい事だよね。

2011年06月15日

恐山いた男の独り言(6)

ソニーのインタターネットゲーム配信サービス「プレイステーション ネットワーク」がサイバー攻撃を受けて、個人情報が漏えいした問題で、スペイン国家警察が容疑者の3人を逮捕したというニュースがあったよね。容疑者は、国際的ハッカー集団「アノニマス」のメンバーだという事だよね。一部報道では、「アノニマス」はアルカイダとも繋がりがあるのではないかと言われているらしいよね。この集団は、各国の政府機関とか企業のサイトに組織的に攻撃をかけているという事なんだよね。また別な報道では、中国とベトナムの東シナ海で起こった資源調査船の問題で、ベトナムのハッカーが中国のサイトに攻撃した報復に、中国ハッカーによるベトナム政府機関のサイトに対する1500回以上の攻撃があったというニュースもあったよね。ハッカーによるサイトへの攻撃は、「プレイステーション ネットワーク」の事例に見られるように、莫大な金銭的損失とか、重要情報の漏洩といった甚大な被害を及ぼす訳だよね。今や情報局など国家機関のハッカーによる大規模サイバー攻撃は、サイバー戦争という事態を引き起こしていて、最近アメリカ政府は、他国の政府機関によるアメリカ政府機関へ対するサイバー攻撃に対しては、実戦的報復攻撃もあり得ると警告を出しているよね。我々一般人も、何気なくインターネットを使い、インターネットに頼った生活をしているけど、今回の震災でその重要性を再確認させられた電気と同じで、サイバー攻撃でインターネットが使えなくなったら、大変なパニックになってしまうよね。最近起こった某銀行のオンラインのトラブルでも、お金の送金が出来なくて大変な騒ぎになったものね。我々インターネット素人は、インターネットって電話の利便性の延長程度にしか考えていないけど、いまや社会全体がコンピューター無では機能しない状況になっているので、インターネットを通じてコンピューターを妨害されたら、社会機能が止まってしまうという事なんだよね。どこのサイトも、どのコンピューターも暗号システムで守られているはずなんだけど、ハッカーは次々とそれを突破してトラブルを起こしているんだよね。今回の「アノニマス」の例も、中国とベトナムのハッカー戦争の例でも明らかなように、テロリストと企業並びに国家とか、国家間の権利の主張手段として用いられてきた兵器による武力という手段が、サイバー攻撃という手段に代わってしまっているよね。インターネットはいまや、テロとか戦争の手段としても使われているという事だよ。我々一般人は、平和な国に生活していれば、テロとか戦争には巻き込まれないと思いがちだけど、インターネットにより世界が身近になった分、サイバーテロとかサイバー戦争の渦中に巻き込まれる可能性もあるという事を再認識する必要があるよね。

2011年06月11日

恐山いた子の独り言(6)

東京地検特捜部により初めて取り調べの全過程が録音・録画(可視化)された事件が起訴されたというニュースが出ていたよね。大阪地検特捜部の不祥事事件の再発防止策として試みられているということで、1日1-4時間の取り調べの模様が約50時間にわたり録画されたという事なんだよ。取り調べの全面可視化は、日本弁護士連合会などが強く求めていたことで、高く評価しているという事だし、取り調べを受けた容疑者も、自分の言い分を十分主張することが出来たという事で好評だったという事なんだよね。一方で、この録画を見た検察幹部によると、取り調べに当たった検事が、誘導や脅迫と受け止められることを恐れて萎縮したためか、十分な追求が出来ていない。」と述べているといことだったのよ。いた男はこの検察幹部の発言が気になるんだよね。何故かと言うと、「誘導や脅迫と受け止められるのを恐れて」ということは、追求して自白を引き出すために、これまで誘導や脅迫まがいの事が行われてきたという事だよね。検察幹部は全面可視化の意味を履き違えているのではないかと思うわけよ。本来なら、捜査とか取り調べにおける事件性の立件という作業は、証拠を基に中立的立場で行われるべきで、証拠で事件性が立件できない場合は「疑わしきは罰せず」が原則だよね。証拠を積み上げて、証拠と容疑者の発言の矛盾点を追及していく過程で事件性は自然に立証されて行くのが本来の姿であり、事件を立件するのに誘導や脅迫は必要ないはずなんだよね。そもそも、これまでの捜査で、誘導や脅迫まがいの事が行われてきた反省に基づいて、全面可視化という問題が提起されているんだから、コメントを出した検察幹部の方は、全面可視化という問題の本質を履き違えているよね。歴史的に数多くの冤罪が生まれた背景には、警察・検察組織として検挙実績を上げたいがために、証拠第一主義を軽視したことが根本的問題としてあるのだから、今回の取り調べ全面可視化を契機に捜査とか取り調べの基本的考え方を、証拠第一主義に変えるべきだと思うんだよね。警察にしても、検察にしても、犯人を検挙して罪人を作り上げるのが仕事ではなくて、法に基づいて社会秩序とか、社会正義を守るためにある組織なんだからね。今回の取り調べ全面可視化を契機に、冤罪事件が無くなることを願いたいよね。

2011年06月08日

恐山いた男の独り言(5)

菅総理大臣の辞任問題大変な騒ぎになっているよね。鳩山前首相と交わした6月を目途にした辞任に関する約束を反故にして、政権継続に意欲を示していると取られる発言を繰り返しているよね。約束を交わしたはずの鳩山元首相なんか、怒っちゃって、「ペテン師」呼ばわりしている始末で、いったい日本の首相は何を考えているのか?と思ってしまうよね。これまでの状況では、確認文書の作成に関与したとされる平野元官房長官と北沢防衛相は、近いうちの辞任を前提に文書を作成したと発言しているし、鳩山元首相が、不信任案採決前の民主党の両院議員総会で辞任に関して確認しているところを見ると、近い時期の辞任の約束はあったと判断するのが妥当かなと、いた男は考えているんだけどね。でも内閣不信任案が否決されてからの菅首相は、党内をまとめられたという自信か?寝技を使えば危機は乗り切れると誤解したのか?辞任の時期は約束していないと態度を一変させて、今回の大騒動になっているんだよね。少なくとも、一国の首相たる人が、前首相に「ペテン師」などと言われる事態は起こってはいけないよね。どちらも日本国の最高の品格を持った人だと考えられる、もしくはその様に考えたい人達なんだものね。古来日本人は、往生際の潔さを美徳として称えて来た民族だから、往生際が悪いのは男として最もみっともないよね。せっかくこれまで築き上げてきた菅直人という政治家の経歴を自ら傷つけているようなものだよね。それに今回の民主党の党内抗争は、国民に「うんざり」感を持って捉えられているから、それに加えて「辞めろ、辞めない」に端を発した「ペテン師」騒動になって、民主党のイメージは大きく傷ついているよね。同じ民主党なのに、「小沢外し」などという党内抗争の種を蒔いたのは菅首相なんだよね。民主党って、元々主義主張の違う人達が大同団結して自民党政権の打倒を目指して作られた党なんだから、多少の考え方の違いは初めから折込済みのはずだよね。多少の事は容認しないと、政府を批判していれば良かった野党の時代とは違って、清濁併せ飲むくらいの度量がなければ政権維持できないよね。素人が言う事ではないけど、政治の公明性と透明性は大事だけど、政権を維持するという事は、仲良しグループのサークル活動的発想ではやって行けないと思うんだよね。確かに「小沢外し」で内閣の支持率は上がったかもしれないけど、同じ仲間から追い詰められた人達は、「窮鼠猫を噛む」状態に追い詰められ、今回の造反劇に繋がっているのだから、この事態を招いたのは菅首相の自業自得という面もあると思うよ。いずれにしても、日本国の首相が「ペテン師」呼ばわりされている事態は異常としか言えないのだから、一刻も早く問題解決に目途をつけてほしいよね。政治抗争よりも、他にやることが沢山あるよね。

2011年06月04日

恐山いた子の独り言(5)

ほとんど目立たないニュースだったから、注目度は低いかもしれないけど、ハローキティのサンリオ社が、商標侵害でオランダの裁判所で訴訟騒ぎになっていたこと知っている人あまり多くないよね。訴えを起こしていたのは、ウサギのキャラクターで有名な「ミッフィー」の商標権を持っているオランダのメルシス社なんだよね。訴えによると、サンリオ社のウサギのキャラクター「キャッシー」というのが、ミッフィーのパクリではないかという事なんだよね。両者の写真を見ると確かに良く似ているけど、ミッフィーの図柄ってすごくシンプル化されているから、漫画チックにウサギのキャラクターを作ろうと思うと、どうしても似てしまうよね。いわゆる、「似ていると言えば似ている、似ていないと言えば似ていない」の状態なんだよね。これって白黒つけろと言われたら、結構難しいかもしれないよね。ユルキャラのタレパンダだって、立ち上がらせて「たれ目パンダ」にしてしまえば、意外と商標権を主張できるかもしれないものね。本裁判になったら、多分「真似した、真似してない」の泥試合になることが予想されるよね。でも両社とも懸命だったのは、和解して訴訟にかかる金額の15万ユーロ(1750万円)を東日本大震災の義援金として寄付しようと決めたんだという事なんだよね。何と賢明な判断だったか、どちらのキャラクターもユルキャラだけに、戦いは好まなかったという事だよね。子供たちに夢を与えるためのキャラクターが抗争の原因になっているというのは、夢を売る企業としてはイメージ悪いよね。商標侵害って中国製のブランド品コピー問題でイメージ悪いけど、中には一寸ニンマリ出来るようなウイットの利いたパクリもあるよね。昔恐山家のいた男が着ていたトレーナのロゴマークであったやつは、LACOSTEのワニがひっくり返って仰向けになっているロゴマークでOCOSITE(おこして)というやつがあったし、HONDAの翼のロゴマークの羽の部分に、羽が羽ばたいて空気を切っているような線が3本入っていてTONDA(とんだ)なんてやつがあって、思わず「うまい、座布団3枚」と心の中でツイッターしてしまったのがあったよ。商標って利益に関わるものだから、とかく侵害だ、訴訟だと成りやすいけど、悪意が無くて皆の気持ちを豊かにするようなものなら、大らかに見てやっても良いのではないかと思うよ。今回の、ミッフィーとキャッシーの訴訟に端を発した共同の義援金なんか、とても良い前例を作ったんではないかと思うけどね。

2011年06月02日

恐山いた男の独り言(4)

NHKのスペシャル番組で、「クジラと生きる」(捕鯨の危機)という番組を見たんだよね。日本で唯一、クジラとイルカの追い込み漁が400年続けられている、和歌山県太地町に、南極海で日本の捕鯨船を付け回した「シーシェパード」のメンバーが常駐して、漁師たちにカメラを向けたり、車の前に立ちはだかって仕事を邪魔したりしているんだよね。太地町って、あの捕鯨反対映画「ザ・コーヴ」で注目された町だよね。シーシェパードのメンバーは、漁師に向かって、「クジラ殺し」とか「イルカ殺し」とか暴言を吐いて立ち去るんだよね。それも執拗に繰り返されるんだよ、また漁師の目の前にカメラを突き付けて付きまとうんだよね。はっきり言って恐喝だよね、警察も国際的にマスコミから叩かれるのを恐れて、取締しないのよ。すっかり腰が引けてしまって、日本警察の面目丸つぶれだよね。若手の漁師なんかは、何か悪いことをしているのではないかというジレンマに陥って、家族を巻き込んで葛藤している姿が痛々しかったんだよね。シーシェパードが活動の拠点としている、オーストラリアとか、アメリカが建国されるはるか以前から行われている日本の生業とか食習慣を、後から出来た国々の人達にとやかく言われる筋合いではないよね。アメリカだって、欧州だって、その昔は鯨油を取る目的のためだけに世界中の海でクジラを取りまくった歴史を持っているくせに、彼らが鯨油を取り始める以前から行われている日本人の文化にいちゃもん付けるのはおかしいよね。クジラとイルカは哺乳類で知性が高く、魚とは違うと言うけれど、牛や豚を食べるのとどこが違うと言うのか分からないよね。総ての人類は、動物の命を頂いて生きているんだから、文化とか食習慣の違いによっては、牛とか豚の代わりに他の動物を食べることは、人類の生業として当然のことだよね。海の哺乳類なら、オットセイとかアザラシだって食用に狩りをしている人達だっているでしょう、それとどこが違うのか分からないよね。テレビの画面を見てる限りでは、シーシェパードがやっていることは、自然保護運動とかではなく、それに名を借りたテロみたいなもんだよね。物理的な被害は無いかもしれないけど、精神的な被害を出していることは事実だもの。主義主張が違うということだけで、自分達の主張を他人に押し付けるのは間違っているよね。十字軍の様に、異教徒だという理由だけで他人の領域に入り込んで荒らしまわっているのと同じだよ。本当に自然保護とか人類の平和とか考えているのなら、主義主張の違う人達と共存共栄しなければいけないことをもう少し考えて欲しいよね。

2011年05月26日

恐山いた子の独り言(4)

あまり目立たないニュースだったけど、南シナ海におけるベトナムの排他的経済水域で、ベトナムの資源調査船のケーブルが中国の監視船により切られた事件あったよね。監視船3隻で調査船を取り囲んで、ケーブルを切ったという事なんだよね。ニュースによると、現場はベトナムの沿岸に沿った海域で、南北に長いベトナムの真ん中辺の海域で、明らかにベトナムの経済的排他水域に当たると思われ、どうすれば中国の領海になるのよ?と思えるような地点なんだよね。南シナ海の島々の領有権の主張って、沿岸各国が主張しあっているけど、南沙諸島なんかは、フィルピンとかインドネシアに限りなく近く、中国からは限りなく遠いよね。中国の主張では、南シナ海の中央部は沿岸部を除いて、中国の領海だという事だよね。南沙諸島のある地域は、中国から相当離れているもの、どう見たって中国の領土ではないような気がするんだよね。昔から実効支配していた経緯があるならまだしも、最近軍隊を送って駐留させている程度では、正当性は全く無いよね。しかも今回のベトナム調査船の事件は、ベトナム沿岸での事件で、中国の主張では南シナ海におけるベトナムの排他的経済水域を認めないという、破廉恥とも言える「ごり押し」なんだよね。他国の排他的経済水域を認めないという主張が通用したら、国際ルールなんていらなくなるよね。日本の尖閣諸島の問題でもそうだったけど、強引に領有権を主張して、まずは漁船で近海に来て漁をし、トラブルが起こったら政治的圧力をかけたり、様子を見て力で押せる様だったら実力行使に打って出るやり方は中国の常套手段だよね。今回の様に、軍事力で優位と見たら実力行使を躊躇しないよね。日本とかにはまだ気を使っている雰囲気あるけど、東南アジア諸国なんかは、属国扱いだもの、ベトナムはもっと怒らなければいけないよね。経済大国になったことを良いことに、俺様国家に成り下がってしまっているよね。大国というものは、もう少し周囲の国から尊敬される国の事だよね。中国が今回の様な事をあちこちでしでかせば、中国の横暴を止めるには、アメリカを頼るしかないから、東南アジアの国々プラス日本・アメリカ連合対中国などという緊張関係が生まれかねないよね。中国俺様国家の行動が、東南アジアに余計な緊張を生み出す結果になるのは好ましいことではないよね。チベット自治区での愚行を南シナ海で繰り返してはいけないよね。

2011年05月21日

恐山いた男の独り言(3)

唐突な話だけど、ニホンカモシカって知っているよね。日本の固有種で全国に生息していて、山間部の斜面なんかでよく観察され、特別天然記念物に指定されているんだよね。希少動物だから山登りが好きな人とか、観光などで山奥の景勝地へよく出かける人以外はあまり目にすることは無い動物だよね。実はいた男、最近ニホンカモシカを良く見るんだよね。最初に見かけたのは、いた男が今住んでいるアパートに近い国道のバイパスで、バイパスを車で走っていたら、犬にしては大きい、牛にしては小さい見慣れない動物がいた男の車の前を横断しているんだよね。緩やかにブレーキをかけて、横断を待っていたんだけど、黒が混じった灰色の長い毛で体が覆われていて、犬じゃないよね?牛にしては小さいし!と不思議に思いながら観察していたら、頭のてっぺんに後ろに反った角があるではないですか。「え!こいつニホンカモシカだ!」と驚嘆したんだよね。いた男が今住んでいるむつ市は、確かに街の近くまで山が迫っている、よく言えば自然豊かな、悪く言えば草深い田舎なんだけど、近くに大きなスパーがあるような街中に、ニホンカモシカが現れて、国道のバイパスを悠々と横断しているなどという事態は想像していなかったからびっくりしたんだよね。その後1週間くらい経ってから、今度はいた男のアパートの前の道で、道の向こう側からこちらに向かって横断してくるニホンカモシカに遭遇してしまったんだよ。様子を見ていると、散歩中の犬と遭遇したらしく、犬を避けるように少し慌てたようにトコトコと横断している姿は、とてもユーモラスで愛らしい感じだったよ。地元の人の話だと、ニホンカモシカは結構街中のあっちこっちで目撃されているらしいんだよね。ニホンカモシカって、大体1キロ四方の面積を縄張りとして暮らすらしいから、街中で目撃されているということは、少なくとも複数のニホンカモシカが街の中に出てきているという事だよね。いた男としては、アパートの近くにニホンカモシカが住んでいるというのは、とてもネーチャーな気持ちになって、ウェルカムなんだけど、地元の人の話だと、ニホンカモシカだけでなく熊も街中に出ますのでという事だったよ。ワイルドライフが大好きないた男いえども、熊はちょっと怖いよね。でもちょっとは野生の熊に遭遇してみたい気持ちもあるんだよね。もちろん遠く離れてとか、車の中からという状況でだけどさ。もしも熊に遭遇したら、真っ先にブログで紹介するから、期待して待っていてね。

2011年05月14日

恐山いた子の独り言(3)

いた子は女だから、相撲にはあまり興味ないんだけど、大相撲の八百長問題で本場所が出来ずに、技量審査場所が開催されているよね。技量審査場所って変な感じだけど、八百長問題のお詫びの意味を込めて、観客は無料というのは良いと思うよ。相撲にファンを呼び返す効果があるかもね、普通の場所なら高額で手が出ないような升席でも見られるわけだからね。今回の技量審査場所も、横綱白鵬の強さと安定性が際立っているよね。相撲に真摯に向き合っている姿勢が感じられるもの、不祥事の最中だけにそんな姿勢はさわやかな感じがして好感度高いよね。それから今場所は、新入幕の魁聖の入幕9連勝という話題が、八百長問題で泥にまみれた感があった相撲界に新鮮な旋風を巻き起こしているよね。10勝目をかけて戦った栃ノ心戦には敗れて残念だったけど、全勝の白鳳に続いて、一敗で魁聖と栃ノ心と優勝争い圏で頑張っているよね。応援したいよね。ところでこのニュースの時気になったんだけど、全勝の白鳳、一敗の魁聖と栃ノ心の写真が画面に映った時に思ったんだけど、3人とも外国人だよね、日本古来の伝統スポーツである相撲の優勝争いが、3人の外国人で行われているという事実をどの様に考えるのか、微妙な感じがするんだよね。柔道もそうだったけど、国際化することは良いことなんだろうね、柔道みたいにオリンピックの種目にも固定化して国際的スポーツなったら、柔道着は白に限るなどと日本の風習を主張してばかりはいられなくなると考えるのは理解できるとしてもね。国技である相撲はね?という感じもしないでもないんだよね。最近では外国人力士も多く、相撲も国際化しているから、外国人だからという特別な気持ちは無いけど、優勝争いに日本人が入っていないことが寂しいよね。魁聖も日系ブラジル人ということで、もっと頑張ってほしいけど、日本人の力士も上位に食い込まなきゃ駄目だよね。日本人の力士にハングリー精神が無くなったと良く言われているけど、サッカーとか野球では逆に海外で活躍する選手が増えているんだから、何か相撲界のシステムが悪いような気もするよね。若手選手の育成という点では、サッカーにはプロチームのジュニアチームがあるし、野球には高校生の青春のシンボル高校野球があるよね。相撲も高校、大学の相撲部があるけど、注目度が低いよね。今回の騒動で、相撲界って昔風の古いしきたりでやってきたんだなという事が良く分かったので、なにか相撲界に風穴を開けるような工夫が必要だよね。若い人が相撲やりたいと思えるような近代的なシステムがさ、親方と相撲部屋方式では現代の社会情勢に合っていないような気がするんだよね。

2011年05月11日

恐山いた男の独り言(2)

最近話題になっている本で、曽野綾子さんの「老いの才覚」という本があるよね。いた男も読書お宅だから、早速読んでみたんだけど、背筋がしゃきっと伸びた生き方をしている著者の生き様が良く書かれていると思ったよ。いつまでも元気で、自分の老後の始末は自分で付ける、老人だからといって生産活動をしなくても良いわけではない、自分の生きがいは自分で創造していつまでも気持ちの若さを失わない。などなど参考になることは沢山あるけど、当たり前の事しか書かれていないという気がして、世間の少し気の利いた老人だったら誰でも実践しているような事が「私の」の体験を基に書かれているという感想を持ったんだよね。でもこの本は、最近世間で話題になっているということは、如何に自立した老人が少ないことかもしれないよね。いた男が思うには、曽野綾子さんは、若い時から作家として立ってきた人で、作家っていわば自営業だから、若いときから自活しないと生きていけない世界で年を重ねてきたわけだよね。それに反して、世間の多くのサラリーマンは組織の中で、給料をもらうことで組織に依存した生き方をして来ているわけだから、いきなり頼りにしていた組織を失って一人になった老人としては、組織を離れて年金生活という自営業老人になる準備と心構えが出来ていないという点での生き方が違うだけだと思うんだよね。おそらく多くの自営業の老人達は、「老いの才覚」に書いてある内容なんか当たり前だろうと思って生活していると思うし、自営業の典型としての農家の人達なんか、若い後継者が居なかったりすると70-80まで肉体労働をしている人なんか田舎にはがざらに居るよね。確かに東京周辺の町では退職したサラリーマンが溢れて、デパ地下のフードコートなんかで昼間からボーとお茶している姿を見ることが多いから、そんな人達には受ける本かなというのが感想だね。恐山家のいた子とかいた男なんかは、自分の霊感と口先で生きていかなければ成らない典型的自営業の人達だから、生涯現役、100歳まで生きて、現役最高齢の「いたこ・いたお」を目指しているから、若いからとか老人だからとかいう考え方は全く無いよね。今は、誰しもが健康で、年齢より若い肉体年齢の人が多くなっているから、曽野さんが書いている様な自立した生き方をしている老人が多いと思うよ。

2011年05月07日

恐山いた子の独り言(2)

牛肉の生食問題で、ユッケを提供した焼肉屋と生食用の牛肉としてそれを供給した精肉卸売業者の件、問題になっているよね。O-111というあまり聞かない毒性大腸菌による感染症ということでも話題になっているよね。O-111は本来、牛の腸などに存在して、今回の例でも、牛の内臓を処理した包丁とまな板などの道具で、牛の生肉を処理していたことが細菌汚染の原因ではないかという事だよね。家畜の内臓、特に腸管内は細菌の巣窟みたいな所だから、そのつもりで少し注意すれば防げた事故だったかもしれないよね。いた子は昔の人だから、馬刺し以外の生肉は食べないんだけど、最近は生の牛肉とか、レバ刺など、馬以外の肉とか臓物を生食することが多くなったよね。ユッケの本場韓国では、ユッケによる食中毒はほとんど無く、牛の生肉を一度ゴマ油とかニンニク油に漬けてから食べるという事で、ニンニク油は殺菌効果があるという事なんだよね。同じ食材でも、その様な伝統的調理法があるのに、それを知らずに調理していたことも今回の問題の原因かもしれないよね。それにしても、精肉の生食に関する基準は、馬肉しか無く、牛肉などは総て加熱用としか販売できないということになっていたなんて知らなかったよね。法的規制が無いものが、加熱用精肉から流用されて、一般的に生食で食べられていた事自体が不思議だと思わないか?規制当局はこれを黙認して、責任は生肉を提供した業者が取ってくださいとして放置していた訳だよね。いた子が不思議に思うのは、何のための規制当局かということだよ、食品の安全基準に関しては、厚労省の管轄なんだし、飲食店の許認可は都道府県の管轄で、いずれにおいても規制当局が食品の安全を守るという義務があると思うんだよね。もしもそうでなければ、初めから、牛肉の生食にかんして規制当局は認めていないから、自己責任でやってくださいという国民向けのPRをするべきだよね。これだけ広く普及している食品に関して、見て見ぬふりをしていることなど許されるわけはないよね。飲食店でも、「ユッケの牛肉は加熱用精肉を使用しています。」とはっきり表示するべきだと思うんだよね。以前から、生牛肉?大丈夫?でも牛は虫いないし、牛ステーキのレアーって生だよね、とか思いながら、「ま!大丈夫かな?」と恐る恐る食べていた人大勢いると思うよ。規制当局にもいろいろ事情はあるんだろうけど、問題を放置していたことで4人も犠牲者が出た責任は重いと思うよ。

2011年04月30日

恐山いた男の独り言(1)

東日本大震災の津波の被害、大変なことになったよね。被害の状況を物語るのにいつも使われる言葉で、「想定外の大地震」とか「想定外の大津波」という言葉がよく使われているけど、福島第一原発の件でこの言葉の意味を考えさせられているんだよね。日本の原発の設置基準を決める会議で、当然、予想される津波の最大規模が議論になったという話なんだよね。その時に、委員の一人で津波災害の専門家から、平安時代に三陸地方で10メートルを超えると思われる津波が起こっているので、予想される最大津波の高さを10メートル以上にするべきではないかという意見が出たらしいんだけど、会議の結論では、10メートルを超える津波を設置基準にしたら、原発の建設に金がかかりすぎるという理由からその意見は無視されたという事なんだよね。つまり最大津波の想定という数値は、科学的根拠に基づいたものではなく、経済効率の観点から決められていたという事だよね。国民の安全に責任を持ち、原発の安全を確保しなければいけない学識経験者の会議で、科学的事実より経済効率が優先されていいものだろうか?恐山いた男が考えるところでは、今回の福島第一原発の事故の責任は、東京電力にあるのは当然だけど、原発の安全基準を決めた国、そしてこの会議のメンバーにもあると思うんだよね。学識経験者の会議といっても、結局は国とか企業の望む結論を出して、権力に迎合していたということだよね。国とか企業が望むような考えを持って、意向に沿って動く科学者のことを「おやとい科学者」と言うよね、学問的に秀でていなくても、こうゆう人達の所には、国の研究補助金とか企業からの寄付金が集まるから、学会でも実力者に成りやすいよね。でも科学的事実を無視した結果が、今回の福島第一原発の事故だから、これらの基準を決めた人達はもっと責任を感じるべきだよね。マスコミの報道では、東京電力の社長とか、管総理大臣が避難民の皆さんに謝っているけど、科学的事実を想定外として無視し、原子力発電に関する安全の基準を決めた審議会のメンバーの人達も、想定外を決定するまでの経緯を公開して、今後に2度とを今回の様な人災を起こさないための反省を公開でするべきだと思うんだよね。

2011年04月23日

恐山いた子の独り言(1)

福島第一原発事故の政府対応に関連して、内閣官房参与の東京大学大学院の小佐古教授が辞任したよね。政府の事故に対する対応は場当たり的で、国が定めた小学生以下の子供に対する年間被ばく許容量の20ミリシーベルトは、放射線作業従事者のもので、科学者として許容出来ないということが理由だという事だよね。政府参与になっていながら、政府のご意向に逆らって辞任するんだから、よほど我慢できなかったんだよね。記者会見で「これを許しておいたら、私の科学者としての生命は終わる。」とまで涙ながらに言っていたよね。内閣官房参与になっている他の専門家も5人くらい居るという話だから、この人達との意見が対立して今回の結果になったんだと思うんだよね。菅総理大臣も国会答弁で、「科学者としての意見の相違があったと」言っているから、6人いた参与の会議で意見が対立したんだろうね。いた子としては、十分な情報が無いので、詳しい経緯は分からないけど、政府に反旗を翻してまでの意見なら、マスコミとか学会で真面目に検証してみる価値があるのではないかと思うわけよ。だって、前回のいた男がブログで書かれていたけれど、原発の安全基準を決める会議で無視された、平安時代に起きたという10メートルを超える大津波の事だって、だれかの意見に「おもねる」ように、より楽な金のかからない基準が決められているよね。「誰かの意見」って何かというと、電力会社と癒着した官僚だったり、安く原発を建設したい電力会社だったり、電力会社から資金をもらっている政治家だったりするんだよね。いた子が最も危険だと思うのは、政府の諮問機関に任命される科学者は、たいてい政府の希望する結論を出してくれる人で、政府とか官僚に反対意見を言う人は初めから内閣官房参与とか、政府諮問機関の委員には選ばれないという事なんだよね。それなのに今回は、当初の見込みとして政府の方針に賛成してくれそうな人を選んだはずなのに、「政府のやり方に加担していたら科学者としての生命はおしまいだ」と言っている事自体が、よほど重大で大きな問題が裏にあるような気がしている訳なんだよね。「科学者としての生命はおしまいだ」という事は、「科学者としての良心が許さない」という事だよね。問題が重大だから、マスコミもいまいち腰が引けて、大々的に取り上げていないけど、この問題を放置したら、もう一回原子力に関する「想定外」の自体が起こる可能性があるんではないかと心配しているんだよね。諸外国からも批判を浴びているけど、今回の原発事故問題では、あまりにも情報が少なすぎて、何か隠しているのではないかという懸念がぬぐいきれないよね。一人の科学者が、自分の研究者生命をかけて告発しているんだから、事態をもっと重大に考えて、良心的な科学者からの社会への警告だと捉えて、もっと深刻に調査することも必要だと思うよ。

2011年04月20日