恐山いた男の独り言

WHOの総会が異例のテレビ会議の形で開催されていたよね。WHOは、新型コロナウイルスのパンデミックで、今、世界で最も注目されている国際機関だよね。WHOの関連の話題で、台湾のWHO総会へのオブザーバー出席の話が話題になっているよね。以前は、台湾もWHOの会議にオブザーバー出席が許されていたらしいんだけど、現在の中国へ距離をおく政権になってから、オブザーバー出席が出来なくなったらしいんだよね。WHOって世界中の人達の健康を守るための国際機関だから、国際政治のパワーバランスに関係なく、総ての人に平等で健康な生活を提供するための国際機関だよね。それだから世界中の国々がお金を出し合って運営されているんだよね。でも今回の総会へのオブザーバー出席が見送られたことって、WHOは台湾の人達の健康は考えていないということなのかね?中国政府への配慮でそうなったとか、それに対してトランプ大統領が、やり方が中国寄り過ぎると怒り爆発させているとかで、WHOの本来の姿ではなく、政治の道具になってしまっているよね。WHOの議長を選ぶときに、一国一票単位の選挙になるので、どうしても票の取り合いと、それにより生じる政治的影響は出て来るとは思うけど、選挙で選ばれた人には、もっと崇高な理念とか、人類の健康に対する中立的な責任感というものが必要だよね。特に今のWHOは、新型コロナウイルスのパンデミック宣言が遅れたと世界中から批判されているのだから、新型コロナウイルスの流行を未然に食い止めて、世界から称賛されている台湾のやり方を、謙虚に教えてもらう態度が必要だと思うよ。

2020年05月22日