恐山いた男の独り言
新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受けて、店舗営業とか公園の使用など自粛要請が続いているよね。いた男が心配しているのは、自粛要請に関して、「自粛警察」が問題になっていることだよ。県外ナンバーの車にいたずらしたり、張り紙したり、やっている人は正義感でやっているのかもしれないけど、やられた人にとっては不快感と恐怖感が湧くよね。確かに、自分ではしっかりと自粛しているのに、自粛していない人を発見すると、むらむらと正義感が湧き、腹が立つのは分かるけど、他人の店舗の玄関に張り紙を貼ったり、県外ナンバーの車のミラーを壊したりするのは違法だよね。その人が、せっかく正義感で自粛して、社会的に正しい行いをしていても、違法な行為に走っては自身の正義は雲散霧消してしまうものね。いた男も、自粛要請が出ている今時に、県境を越えてでもパチンコ店に並んでいる人のニュースを見ると、「なんで今、この状況にパチンコなんだろう?」とは思うけど、いた男には、その人達の事情は分からないから、安易に非難は出来ないよね。でも、今の世界的な状況を見ても、日本の現状を見ても、非常事態だということは確かなので、東日本大震災で見せた、日本人の団結力を示す時ではないかとも思うわけよ。日本人は、世界でも屈指の我慢強い民族として知られているのだから、今こそ自粛徹底で、日本人の底力を世界に示す時だよね。