恐山いた子の独り言

テレビのニュースで見たんだけど、スウェーデンでの新型コロナウイルスの対策ってユニークらしいのさ。新型コロナウイルスの患者は発生して、国内でも感染は広がっているけど、他のヨーロッパの諸国とは異なり、非常事態宣言も外出規制も出されず、市民は普段通りの生活をしているらしいんだよね。レストランとかバーでのカウンターの利用は、対面になるので禁止されているらしいけど、座席の使用は規制がないらしいよ。スウェーデン政府の考えとしては、国民一人一人が、感染防止に関するルール(握手はしない、ハグはしない、密接での会話はしない等、日本でも言われている3密を避ける等らしいが)を厳守して、責任ある行動を取れば感染拡大は防げるという考えらしいんだけど、国民全体の意識が高くなければ出来ないことだよね。アジアのどこかの国の様に、非常事態宣言が出されて、営業自粛を求められている中でも、営業しているパチンコ店に人が殺到するなどという事象を起こしている国ではとても出来ないことだよ。スウェーデンの様な、高福祉国家で、政府が、国民の民度の高さを信頼しているから出来ることだけど、医学的には、政府が取るべき防疫策としては十分ではないという、国内の専門家の意見もあるらしいよ。いずれにしても、性質が十分に解明されておらず、治療薬もないウイルスとの戦いの中で、国によって新型コロナウイルスとの戦い方のスタイルが違うというのは面白い現象だよね。

2020年04月28日