恐山いた子の独り言

新型コロナウイルスの流行の影響、いろんなところに出ているよね。特に最近、どこの店舗でもトイレットペーパーとか、BOXティッシュが無くなって皆困っているよね。なんでも、SNSで流れたマスク不足に由来するデマが発端らしいけど、マスクに使用される不織布には、トイレットペーパーに使用されているセルロース繊維はあまり多くは使用されていないのではないかと疑問に思う人は多いよね。冷静に考えてみると、合点がいかないフェイクニュースなんだけど、群集心理としてはついつい買い溜めしたくなるんだろうね。何しろ目立たないけど日常生活の必須アイテムだからね。トイレに入れば誰でも使っているし、神様でさえトイレに入れば「紙」に頼っているわけだからね。いた子が大学生のころ、石油ショックというのがあって(いかん年齢がばれてしまう)、トイレットペーパーが無くなったことがあったが、あの時も同じ現象が起こっていたよね。石油ショックの時も、結局、供給が増大して社会的影響は最小限に抑えられたんだよね。いた子の大家さんの店舗がある街でも、どこの店にもトイレットペーパーが無くなり、お店の人の話だと、ある日、店を開けようと思い、シャッターを開けたら、シャッターの前に人が群がっていて、あっという間にトイレットペーパーが無くなったという話も聞いたよ。いた子の大家さんの店舗でも、患者さん用のトイレに使うトイレットペーパーとペーパータオルの確保に従業員総出で知恵を絞っている状態で、トイレットペーパーゲットのために全員一致団結、という状況が生まれ、トイレットペーパー事件のおかげで、微妙な連帯感が醸成されている状況なんだよ。たとえトイレットペーパーの確保という子細なことでも、目的に向けて一致団結というのは良いことだよね。トイレットペーパーの在庫は十分だと製紙業界も言っているし、フェイクニュースに踊らされている自分たちを反省しつつ、事態の成り行きを静観するのが最良のやり方かもね?

2020年03月04日