山の神の独り言
春先って、野鳥が活発に活動する時期だよね。七福神の森にも野鳥が沢山やってくるので、あちこちで野鳥の鳴き声が聞こえるんだよね。ちょっと前は鶯が下手な鳴き方で鳴いていたけど、最近はかなり上手になったようで、いかにも風流を感じるような滑らかな鳴き声になっているんだよね。鶯の鳴き声も、トレーニングの賜物だなと思う最近なんだよ。またカッコーは、こっちの木で「カッコー」を連発して、バサバサと飛んでいき、彼方の木で「カッコー」を連発しているので、縄張りを誇示しているのかもしれないよね。他人の巣を乗っ取るくらいの奴だから、自己主張の強い鳥だよね。また七福神の森の道を歩いていると、突然藪の中から山鳩のつがいが目の前に飛び出してきて横切っていくんだよね。むこうも驚いたのかもしれないが、こちらも驚かされるよ。先日なんか、七福神の森の脇の道を車で走っていたら、目の前に山鳩が飛び出してきて、慌ててブレーキを踏んだし。七福神の森の道で、オスの雉に出くわして、お互い目と目が合って、しばらくにらめっこした後で、雉は藪の中へ悠然と去っていったんだよね。それだけ七福神の森が、自然豊かだということだけど、野鳥の活動を邪魔しないように気を遣う今日この頃で、野鳥の活動を妨げないように、野鳥との距離の置き方が難しい時期なんだよね。自然との共存という意味で、山の神、最近は野鳥の活動を見守り、楽しみながらも、かなり野鳥に気を使っているよ。