恐山いた男の独り言

大相撲春場所の無観客興行始まっているよね。テレビで見ても、静まり返っていつもの雰囲気とは違うけど、大相撲が神事だとする歴史的背景から考えると、むしろ神秘的な雰囲気があって良いのかもね。いた男が不思議に思うのは、大相撲も一応興行だから、観客が居て、入場料収入が無ければ成り立たないはずなのに、何故か興行として開催されているということだよ。大相撲は国技として国から多額の補助金を受け取っているし、NHKの放映権収入もあるからやれるんだと思うけど、他のプロ競技だったら、無観客で入場料収入が無ければ興行は開催できないよね。プロ野球のオープン戦は無観客でやっているけど、シリーズの開始日は延期になったもんね。かわいそうなのは、高校野球の春の選抜だよね。今のところ無観客で開催される予定らしいが、あれは興行でもないし、高校球児たちの年月をかけた努力の結果の晴れ舞台だから、出来れば大勢の観客の前でプレーしてもらいたいよね。かといって、観客を入れて開催した後にコロナウイルスの感染者が爆発的に出たとでもなれば、大問題になるから痛し痒しだよね。高野連としては、長年開催されてきた選抜の伝統を絶やさないためにも開催はしたいだろうけど、コロナウイルス感染拡大で高校野球のイメージ壊したくないからね。コロナウイルスの爆発的発生自体、衛生先進国であったはずの我が国においては異例のことだし、SARSウイルスのパンデミックも経験していないから、パンデミックに対する国内の体制が準備できていないよね。このまま何とか、コロナウイルスの感染拡大が沈静化するように、いた男が「下北の霊場恐山」で祈祷しながら、感染拡大防止の努力が良い結果になるように応援しているからね。

2020年03月11日