恐山いた子の独り言
新型コロナウイルスの発生源に関して、いた男がつぶやいていたよね。話が学問的分野から離れて、政治分野の話になってしまっているのが残念な話だよね。いた子としては、ウイルス学的な話にも興味があるのさ。なにしろ、いた子の大家さんは薬剤師なんだけど元来は研究者で、大学病院の薬剤部で30年近く研究をやっていた人だからね、いた子も少なからず影響受けているわけよ。種々の情報によると、新型コロナウイルスは、コウモリから発見された遺伝子型に最も似たものをAタイプとして、武漢で流行しているウイルス遺伝子型とされているらしいのさ。Aタイプから分かれたBタイプは、東南アジアなどの中国の周辺国で検出されているらしいんだよね。Bタイプから派生したCタイプは、ヨーロッパとかアメリカで発見されて、中国本土では検出されていないらしいのさ。ウイルスは、RNAとかDNAで伝搬して、宿主の遺伝子の一部と融合したりして分裂増殖するから、感染した宿主の遺伝子特性により、微妙に変化するんだよね。世界の人種は大まかに、アジア人を中心としたモンゴリアンとヨーロッパの白人を中心としたコーカシアンとアフリカの黒人の3人種が存在して、それぞれ独特の遺伝子を持っているので、感染した宿主の人種によっても変異のパターンが違ってくるんだよね。人類の起源は、アフリカにあり、黒人をルーツとして、コーカシアンとモンゴリアンに分かれたことを考えると、今回の、新型コロナウイルスの変異の流れも、中国を起源として、周辺国、そして遠いヨーロッパと人の動きによって変異と進化を繰り返している様子が分かって興味深いよね。