恐山いた男の独り言

新型コロナウイルスの発生源の中国武漢での初期対応に関して、EUから情報の透明性を求める声が上がっているよね。ドイツのメルケル首相が、中国の初期対応の遅れに対して、感染拡大に至った透明性の高い明確な経緯の開示を求めているんだよね。今後、同じようなパンデミックが起こる事態に対する対応策として必須の情報だよね。世界中の見方としては、武漢での初期対応が遅れたためにパンデミックになったというのが世界的コンセンサスになっている様子だよね。そうだとすれば、次回同じようなことが起こった時の対応策として、初期対応の遅れの原因を確かめておく必要があるのは当然だよね。失敗から学ばない人間はサル以下だと陰口をたたく人もいるくらいだからね。何につけても透明性の高い情報が必要なわけだけど、フランスのマクロン大統領は、中国で新型コロナウイルスの感染が上手くコントロールされているという事実を「バカ正直」に信じてはいけないとまで言っているらしいよ。世界が知らないところで、中国国内では発表とは違うことが起こっているという意味を含んだ発言だよね。「失敗の科学」の分野でもよく言われていることだけど、失敗による事故に至った原因をもれなく洗い出して検証するのが、次の事故を防ぐ最善の方法なんだよね。起こってしまったミスを責めるのではなく、次のパンデミックを防ぐために武漢での失敗を、正確で透明性の高い情報から洗い出して、次のパンデミックに備えるべきだよね。

2020年04月24日