恐山いた子の独り言
大阪都構想の住民投票、否決されたよね。
かなりの接戦で否決されたけど、いた子がいつも選挙で思うことは民主主義の原則だから仕方ないとはいえ、1票でも多ければ勝利するという厳しさだよ。
万民に公平なルールとしては、それでなければ成り立たないのが民主主義というもんだとは思うけど、ルールなので一票の差は限りなく重いんだよね。
多数決って万人の権利を最大公約数で擁護するためにあるんだけど、必ずしも最良の結果が出るとは限らないよね。
特に投票権を行使する人達に負担をかける場合、行政単位なり組織なりに必要な改革をして良い方向へ導く方法に関する選択でも、有権者の負担を強いるものだったりすると、「総論賛成各論反対」ということが起こるよね。
そうなると、公平という大義名分のもとで、悪い結果を選択してしまうことがあるよね。
悪い選択をしてしまうと、個々の人にはさして目立った悪影響は出ないんだけど、組織全体にはジワジワと悪い結果が蓄積して、組織崩壊という結果を招くんだよね。
特に会社とか、軍隊組織などでは、多数決をやっていると常に悪い結果を選択してしまうという事実は、歴史が証明しているよね。
日本で輝いていて、世間の注目を浴びているような会社には、多数決ではなく決断できるリーダーが居るし、決断できる組織のシステムが存在するんだよね。
だから、日本の行政は「パッと」しない場合が多いのに対して、日本の企業は輝く優れた企業が多いと、いた子は思うんだよね。
何かの決断をする時には、「八方良し」のベストな決断は無く、何かを犠牲にしてでもベターな決断をする方が組織は活性化するよね。
「八方良し」の何も変革しない選択をしても、地方時自体は潰れないけど、会社は痛みを伴う決断しないと潰れる場合が多いよね。
改革のための決断って、難しいんだよね。