恐山いた子の独り言

世界的に環境問題がクローズアップされて、排ガス規制とか、CO2の排出問題とかで、脱CO2の機運高まっているよね。自動車もCO2を出さない、電気自動車が注目されているよね。
先日、ネットのニュースで、電気モーターでスクリューを回す、電動タンカーの話が出ていたんだよね。タンカーは499トンで全長60メートルらしいんだけど、電気自動車100台分の大容量リチウム電池でスクリューを回すというんだよね。主に、港の中で、大型船に重油を供給するためのタンカーとして使われるらしいんだよ。自動車と同じで、国際的にも船舶から出るCO2とか窒素酸化物の規制が進んでいるらしく、環境に配慮したタンカーということだよね。電池でスクリューを回転させて、航行するシステムって、以前から潜水艦の海中航行システムとして使われているんだよね。潜水艦は、海中で航行する時には、排ガスを出せないので、第一次世界大戦のドイツのUボート(ドイツの潜水艦)時代から、海中では電池駆動のスクリューが使われていたんだよね。排ガスを出さない(出せない)という意味では、まさしく106年以上前(第一次世界大戦は1914年勃発)のエコだよね。潜水艦というと戦いの道具というイメージがあるので、印象悪いかもしれないけど、従来、潜水艦に必然的に使われていた技術が、現在のエコなタンカーに使われているのだから、結果オーライかもね。
いた子が驚くのは、電気自動車の普及は進んでいても、自動車よりも何百倍もの出力が必要になるタンカーに電気の駆動力が使われだしたということだよ。現代は、そこまでしてでも環境配慮という考え方が必要なんだということだよね。

2020年10月22日