恐山いた男の独り言
九州地方の豪雨災害、被害が広がっているよね。最近、豪雨災害の時によく耳にするのが、線状降水帯という言葉だよね。線状降水帯ってよく聞いている割には、詳しく言える人ってそんなに多くないよね。線状降水帯って、海水温が高くなっている地域で、海水から大気中に水蒸気が供給され、供給された水蒸気が高山とか寒冷前線の空気で冷却されて次々と積乱雲になり、ジェット気流のような風に流されて帯状に降水帯が形成されるという理論らしいよね。特に今年は、インド洋の水温が高いために、インド洋から水蒸気が供給され、東シナ海辺りで発生した上昇気流で、太平洋高気圧が西に張り出して九州西部の海水温が高くなっているらしいんだよね。確かに、九州西部の海上で水蒸気が発生して、偏西風のジェット気流に乗れば、水蒸気の塊が九州へ流れ込むという理論なのかもね。確かに東シナ海から對馬海峡に暖流の日本海海流が流れているから九州西部って海水温は高いんだよね。それにしても、海水温が1~2℃高いだけでそんな劇的変化が起こるものなんだね。インド洋の海水温なんか、たった0.8℃高いだけらしいよ。それが地球の天候に大きな影響を与えるということ自体が驚きだよね。世界の気象科学者が、口を酸っぱくして、地球温暖化で平均気温が1℃上昇したから大変だと言っている意味が分かった気がするよ。