2021年1月18日 更新分

「冬の森林作業は今が旬」

真冬の森林作業は色々ありますが、七福神の森では、今は杉林の下枝払いの作業が佳境を迎えています。立ち木の下枝払いは、木の枝を残したままで育てると枝の部分が節になり、木材として価値が下がるからです。一方で、下枝を除くことで、林内の風通しが良くなることもあると思われます。下枝払いを冬に行うのは、気温が低いので、枝を切った断面から細菌感染を起こしにくいからです。下枝払いには、色々な方法がありますが、七福神の森では、6mの一本梯子を使用して、約8mまで下枝を払います。普通、森林保全作業として行われている下枝払いでは、4m程度まで払いますが、七福神の森を管理する、山の神が8m下枝払いにこだわっています。払った枝は、集めて乾燥してウッドチップの原料にします。払った枝も立派なバイオマス原料です。