恐山いた男の独り言

「新型コロナで秋田「なまはげ」の出動中止、残念!」

テレビのニュースの特集で出ていたけど、年末の恒例行事の秋田「なまはげ」の開催が、新型コロナウイルスの影響で、中止になった地区が沢山出たというんだよね。
良く知られていることだけど、秋田の「なまはげ」は、男鹿半島の町村に伝わる伝統行事で、大晦日の夜に「なまはげ」が家々を回って「わりごいねが?」(悪い子いないか?)と小さい子供たちを「改心」させて歩く行事なんだよね。あれがくると、どんな子でも「しばらく」は良い子で居ると言われているらしいんだよね。
「なまはげ」のお面って、良くテレビに出て来る👹のお面が知られているけど、男鹿半島の中でも、地域によって色んなバリエーションがあって、地域文化の観点からも興味深い行事なんだよね。
男鹿半島の先端に、「なまはげ館」という観光施設があって、興味深いから、一回行ってみることをお勧めするよ。
そんな伝統行事の「なまはげ」も、新型コロナの影響を受けて、自粛せざるを得なかった地区が出たことが残念だよね。本来なら無病息災を祈る行事なので、悪魔祓いと共に新型コロナウイルス祓いも祈願して開催して欲しかったけど、新型コロナウイルス感染の患者が出た地区もあったらしく、自粛ムードが広がったらしいんだよね。
「なまはげ」って、豊かな社会になって、過保護で我がままになった子供たちに、「わりごいねが!」で恐れとか畏敬の心を教えるのに良い機会だと思うんだよね。
良い意味での伝統文化なのだから、新型コロナウイルス撃退のためにも、是非継続して欲しいよね。
そういえば、秋田駅前の居酒屋の前でも、「なまはげ」が活躍しているのを時々見かけるけど、あれは「わりさげ(悪い酒)飲んでるとっちゃいねが!」と酒飲みたちをたしなめているんだろうね。

2021年02月03日