山の神の独り言

「冬の森林の景色は素晴らしい!」

日本海側で大雪が降って、北陸自動車道の車の立ち往生のニュース出ていたよね。
ご多分に漏れず、雪国の下北半島にも大雪が降り、辺り一面雪景色になってしまったよ。今年(2021年)の雪は例年に増して量が多く、七福神の森でも、80cmは積もっているんだよね。積雪が多い分、辺り一面、雪・雪また雪の冬景色になってしまっているんだよね。
辺り一面真っ白な雪景色になると、森林は素晴らしい景色になるんだよ。すべてが真っ白な雪野原と森の針葉樹は雪化粧して、緑の中に白い雪が点々と乗っている状態になり、まるでクリスマスツリーの森みたいになるんだよね。
また葉っぱを落とした広葉樹は、枝に雪がついて、緑の葉っぱの代わりに、枝いっぱいに白い花が咲いたように賑やかな状態になるんだよ。車で道路を走っていても、道路も真っ白、両側の森も真っ白で、とてもピュアーな景色になるんだよ。
杉とか青森ヒバの森も、緑の葉と、枝に乗せた白い雪のコントラストが素晴らしく、おとぎの国に入り込んだ気分になるんだよね。
雪って、冷たくて時には被害をもたらす代物だけど、山の神は、自然からの贈り物だと思うんだよ。山の神は雪が大好きなんだよね。
雪は自然を恐れる気持ちで仲良く付き合えば自然環境に計り知れない恩恵をもたらしてくれるけど、人間の傲慢とか油断があると被害をもたらすんだよね。
七福神の森でも、林内作業車のパイプテントの車庫の屋根が、雪の重さでつぶれてしまって、山の神は、雪を侮っていた自分を反省しているんだよ。それでも、雪の積もった七福神の森で作業していると、景色の素晴らしさに見とれてしまうんだよね。
冬の森林って、景色・空気・雰囲気、総てにおいて、得も言われぬ素晴らしさがあるんだよね。

2021年01月18日