山の神の独り言

「ペンキ塗りって意外と難しい!」

最近、七福神の森に設置されたJR貨物のコンテナに濃い緑色のペンキを塗ることにしたんだよね。
みんな知っていると思うけど、JR貨物のコンテナって、あずき色でJR貨物のロゴであるJRFの白い文字が書かれているんだよね。JR貨物のコンテナを使っている人達は、大抵そのまま使っているようだけど、山の神としては、緑の森林の中に、あずき色でJRFの白文字はなじまないと思ったわけよ。そこでコンテナを森林の雰囲気にマッチするように深い緑色にペイントすることにしたんだよね。
山の神としては、コンテナの様な大きい構造物にペンキを塗るのは初めての経験で、見様見まねでペンキ塗りを始めたんだよね。
ペンキ塗りで最近良く使われているのは塗装用のローラーで塗るパターンがあるけど、コンテナの側面は凹凸があるので、今回は毛の刷毛で塗ってみたんだよね。塗るとすれば当然上からだけど、最初はペンキを付け過ぎてペンキが垂れる始末で、コツが必要なことが分かったんだよ。コツを掴んだつもりで、薄く塗ってみたんだけど、薄く塗ったつもりでも時間が経つと、ペンキが流れて来て、なかなか上手く塗れなかったんだよ。
そこで、テレビで見た漆職人の技を真似して、ペンキを塗った部分から何回もペンキをなぞって、ペンキを伸ばす操作を繰り返したんだよね。そしたらペンキって、ものすごく伸びるんだよ。最初塗っていた量と同じ程度の量で、3倍くらいの面積が塗れて、漆職人が漆を伸ばす操作ってこのためにやっていたんだなと納得したんだよね。
漆って量があまり取れないので貴重だから、伸ばして薄く塗るということと、厚く塗ると塗装面に凹凸が出るので伸ばすという操作をするんだということに納得したんだよね。
コンテナのペンキ塗りの方も、順調に進んでいるので、塗り終わったら「七福神の森」のコーナーで紹介するよ。

2021年01月05日