恐山いた男の独り言
アメリカのミネソタ州の高速道路で、走る車の間に小型飛行機が緊急着陸してけが人が無かった、というニュース出ていたよ。
小型飛行機は、エンジントラブルで高速道路に不時着しようとして、車と車の間にジッパー合流(本線に一台ずつ合流すること)の様に着陸したと言うんだよね。
不時着した飛行機のパイロットは曲技飛行のパイロットで、曲技飛行の国際大会でアメリカ代表になったことのある名パイロットらしいけど、それにしてもすごい技術だよね。
大家さんが話していたんだけど、アメリカの高速道路って4車線とか5車線が当たり前で、直線が多いので車がすいていれば軽飛行機なら着陸できるかもしれないと言っていたんだよね。
大家さんもアメリカへ留学していたころ、高速道路の車線が多く、日本の高速道路の感覚からすると車線が多すぎて、車線変更に苦労して高速道路を走るのが大変だったと言っていたよ。
ドイツの高速道路のアウトバーンって、直線道路でスピードが出せるので有名だけど、あれは戦時下では飛行機の滑走路に使用するためにも作られたらしく、路面のコンクリートも飛行機の着陸の衝撃に耐えられるくらい厚く作られているらしいんだよね。
高速道路って、いざとなれば滑走路としても使うという発想は昔からあるんだよね。
飛行機を操縦していて、エンジントラブルが発生して不時着しようと地上を見たとき、4~5車線の真っ直ぐな高速道路が目に入ったら着陸したくなる気持ち、分からんでもないよね。
車を避けて着陸するだけの操縦技術も必要だけどネ。