恐山いた子の独り言
「Go-Toトラベル中止で良かった?」
Go-Toトラベル中止になったよね。
誰もが当然だと考えると思うけど、ちょっと遅きに失したという指摘もあるよね。
Go-Toトラベルって確かに景気回復の効果はあって、色々な経済指標もV字回復したから評価はされるべきだと思うけど、感染者の推移を見ると明らかにGo-To開始後から第三波が始まった感じだよね。
Go-Toトラベルで旅行した人達により感染が広がったというよりは、Go-Toトラベルで人が動き出したことによる、全国民の気持ちの緩みから感染が広がった気がするんだよね。
Go-Toトラベルって、国全体に関わる施策なので、飲食経営者、旅行業、旅客交通関係等に加えて、一般国民も含めた国全体の最大公約数を求めて政策は決定されるんだから、感染が広がりだしたから直ぐ止めようという訳にはいかないと思うけどね。
欧米で新型コロナウイルスのパンデミックで大パニックになっている状況を考えると、非常時の決断というものも必要だったかもしれないよね。
非常時の決断って、最大公約数では決まらない決断が必要で、何を最優先にすることが事態を収束する「カギ」なのかを考えなければならないんだよね。
そんな時の指導者は、事態の収束のためには多少の犠牲はいとわないという勇気を持った決断をする必要があるんだよね。
犠牲が伴うとその点では批判されるとは思うけど、全体を救うためには小さな犠牲は仕方ないと考えられなければ決断は出来ないよね。
あれやこれやと政治的配慮をしていては、ズルズルと悪い状況へ落ち込むという事例は過去にも多々あり、歴史的教訓が教えるところだよね。
うちの大家さんも札幌の学会出張でGo-Toの恩恵を受けたみたいだから、Go-Toトラベルを批判するわけではないけど、中止の決断はもう少し早い方が良かったと思う人は多いのではないかと思うよ。