恐山いた子の独り言

「流行語大賞?」

流行語大賞発表になったよね。
今年(2020年)は、新型コロナウイルス関係の流行語が多かったという結果だったよね。毎年、流行語大賞が話題になるたびに、年末が来たとか今年の世相はそうだったのかと、一年を振り返る良い機会になっていて、いた子も興味を持って注目しているんだよね。
でも毎年、流行語大賞の流行語を見ていると、日本語として後に残るものが少ない気がするんだよね。
中には日本語として定着して時代を表現するキーワードになったりするものもあるけど、ほとんどの流行語大賞を受賞した言葉って、次の年には忘れられているよね。
流行語なので、その時の世相を表して最もキャッチ―な言葉が流行語なんだとは思うけど、翌年にはすぐに忘れ去られるような言葉を全国民が連発しているという状態もちょっと寂しい気がするんだよね。
日本語の中には素晴らしい言葉が沢山あり、生活に根ざして長く使われている言葉ってあるよね。
どこかの大学の国文学の先生の本ではないけど「語り残したい日本語」ってあると思うんだよね。
「流行語大賞」もキャッチ―な言葉として良いけど、「語り伝えたい日本語大賞」というのもあって良い気がするんだよね。
国語辞典を見ていると、見たこともない意味の深い日本語ってあるのに気づかされる時があるよね。
いた子ってあまのじゃく的性格もあるからさ、今年散々「3密」を使ったくせに自分の言葉の軽さを反省したりして、時代に流されがちな愚かな自分を反省したくなるんだよね。

2020年12月10日