恐山いた男の独り言

ネットのニュースで見たんだけど、自宅にデーゼル機関車(重さ10トン)を運び込んで、レストア(復元)した人のニュース出ていたんだよね。その人は、鉄道マニアでレストアした機関車は、新潟県の青海駅(糸魚川市)で貨物ヤードの除雪に35年間使われていたデーゼル機関車らしいよ。購入してから自宅まで運搬してもらい、自宅の庭先に実物のレールを敷いて、そこに保存しながら、実に8年7か月かけてレストアしたというんだよね。機関車は廃車になってから、貨物駅の露天に放置されていたので、錆が出ていたのをレストアして、動態状態で保存されているというんだよね。自宅の庭に、機関車を置くという発想もすごいけど、それを8年7か月かけてレストアするということもすごいよね。男のロマンがいっぱい詰まっているんだよね、素晴らしいことだよね。いた男が住んでいるむつ市の大畑地区にも、旧大畑線で走っていた国鉄時代のデーゼル起動車を保存して、300メートルくらいあるレールを走らせているマニアの人達もいるけど、あれもロマンだなと、いた男は思っていたんだよね。興味の無い人には、なんでそんなことに労力と金と時間をつぎ込むのか理解できないかもしれないけど、「鉄ちゃん」ではない、いた男にもそのロマンは理解できるよ。デーゼル機関車をレストアした人は、お金も時間もある人なんだろうと思うけど、人間って人生に余裕が出来ると、何かロマンを求めてみたくなるもんだと思うよ。自分の理想の人生とか、好きな職業とかに合致した人生を送っている人ってそんなに多くないから、リタイヤーした後とか、時間とか、お金に余裕のできたときに、自分で熱中できるものにチャレンジしたくなるんではないかと、いた男は思うんだよ。人間って、好きなものに熱中するということがとても大切だと思うよ。いた男の大家さんも言っていたけど、人生一段落つくと、これまで出来なかった新しいことにチャレンジしたくなるという気持ちが湧くものらしいよ。半世紀以上生きてきて、人生の節目に、もう一度夢を追いかけたくなる気持ちってロマンだよね。男にはロマンが必要だよ(女もかもね?)。

2020年10月01日