山の神の独り言

台風10号、すごい勢力でやってきたよね。中心気圧930ヘクトパスカル、最大瞬間風速80メートルというんだから、計り知れない強さの台風だよね。どうしてそんな大きな台風が発生するのか、しかも日本の近海で?という疑問あるよね。賢明な人なら分かっていると思うけど、日本近海の海水温が高いからだよね。最近のニュースで良く報道されているけど、北海道で温かい海の魚であるマグロとかシイラが定置網で捕れたとか、日本近海の冷たい海に居るはずのさんまが居なくて極端な不良だとかのニュースを見ると、確かに日本近海の海も温暖化しているんだなと思うことあるよね。山の神の大家さんの患者さんで釣りの好きな人がいて、つい最近、熱帯の海に棲むはずのオニカサゴを釣り上げたという人がいるんだよね。その人は、長年下北半島の周辺の海で釣りをしているけど、オニカサゴを釣ったのは初めてだと言っていたらしいよ。オニカサゴって、サンゴ礁の海で泳いでいるやつだよね。大家さんは、地球温暖化の影響が下北半島近海まで押し寄せているのかと感心していたよ。環境関係の本によると、産業革命以前から比較して、世界の平均気温は1℃上昇していて、あと0.5℃上昇すると、生態系に重大な影響を及ぼすと言われているらしいんだよね。EUでは、地球温暖化対策として、2020年までに全エネルギー20%を再生可能エネルギーで賄うという目標を立てて、ほぼ達成する状況だし、太陽光発電とか風力発電も、現在では、コスト的にも従来の石油とか石炭等の地下資源を使う発電と見合うだけのものになっているらしいんだよね。最近、海水温が高いために、線状降水帯による局地的豪雨とか、大型台風が日本近海で発生する等、身近に地球温暖化の影響が出ている気がするんだよね。我々も、もう少し、地球温暖化の現状を深刻に考えて対策をしないと、大変な事になるかもしれないよね。山の神も、微力ながら、地球温暖化防止の一環として七福神の森の整備に精を出すよ。個人個人の小さな努力が大きな力になると信じているからね。

2020年09月07日