恐山いた子の独り言
新型コロナウイルスの猛威荒れ狂っている感じだよね。明らかに前回の流行を上回る人数が感染して、誰が見ても第二波の到来だよね。全国的な緊急事態宣言が解除されてから、じわじわと増加傾向にある様子だよね。それに輪をかけたのがGoToキャンペーンだったと思われるふしがあるよね。全国の県知事とか、市町村長からもGoToキャンペーンに対する是正の声が上がっているよね。いた子の住んでいる「むつ市」の市長なんかはGotoキャンペーンで感染者が増えたら、人災だと大胆な発言をして全国から注目を集めたんだよね。たしかに人災かもしれない現状が進行しつつあって、いた子も心配しているんだよ。そんな状況でありながら、政府はGoToキャンペーンを止めないのはどうしてだろうと素朴な疑問を持っているのは、いた子だけだろうか?確かに経済も大切だけど、根本的には国民の生命と安全を守ることが国の第一の使命だと思うんだよね。国民の生命と安全が確保されてからの経済だと思うんだけど、国全体の話になれば、理論だけでは片付かない面もあるのかね?最近読んだ本で、「昭和16年の敗戦」という本があって、昭和16年12月の太平洋戦争開戦の前に、各官庁・軍部・民間企業の精鋭たちの模擬内閣が作られ具体的データを基にした対米戦争のシュミレーションが行われたというんだよね。その結果では、戦争は日本の完敗で終わるという結果だったんだよ。その結果は、当時の本当の内閣の全メンバーの前で発表されて、全閣僚が完敗のデータを見せつけられたというんだけど、日本は戦争を始めてしまうんだよね。悪い結果になるのが分かっていながら一旦決めたことを止められない、悪い選択をしてしまうという意味では、GoToキャンペーンを止められない今の状態に似ている気がするんだよね。歴史は繰り返すというけど、過去の歴史から学んで、現状の事態を真摯に受け止めることも必要だよね。