恐山いた子の独り言

ヘチマとかユウガオって学校の理科の実験栽培でよく取り上げられる植物だよね。いた子も小学校のころ校庭の学級菜園で育てたことがあるよ。ユウガオは食用にも夏の野菜として食べられるよね。最もポピュラーなのは、乾燥してカンピョウにして保存食として食べる方法で、カンピョウ巻きなどで馴染み深いよね。いた子も最近知ったんだけど、ユウガオの苦みで食中毒を起こすことが結構あるらしいんだよね。県単位の集計だと、毎年7-8人くらいは中毒患者が出ているというんだよ。ユウガオの苦味に毒性があるらしく、嘔吐や下痢を起こすというんだよね。自家栽培のユウガオの苦味を我慢して食べたりして中毒になる人が多いらしいよ。ユウガオとかヘチマの苦味成分は、ククルビタシンと言って、化学的にはトリテルペンと言うステロイド骨格を持つ天然由来の化合物らしいよ。同じウリ科の植物で、ヒョウタンとかズッキーニにも含まれるけど、ゴーヤの苦味は、モモルジシンと言ってこちらには毒性はないらしいんだよね。ゴーヤの苦味は多くの人に馴染みあって、いた子もゴーヤチャンプルーなんか好きで、自宅のプランターで育てたゴーヤなんかは多少形が悪くても苦くても食べるよ。幸い、ユウガオは育てたことがないから、多少苦くても食べたりして中毒にはなっていないだけで、自分で育てたユウガオだったら、多少苦くても食べたくなるのが人情というものだよね。でも中毒は怖いから、注意が必要だよね。

2020年07月20日