恐山いた子の独り言

香港国家安全維持法成立したよね。1国2制度スタイルで欧米並みに民主的な制度で成り立ってきた香港に、中国本土の制度が導入され、事実上1国2制度性が廃止されるということだよね。民主主義という制度は、国民への国家の介入が強すぎると成立しなくなるので、事実上香港のこれまで通りの民主主義は無くなったと考える見方が大勢だよね。アメリカは人権問題だとして強く介入する姿勢を示しているし、世界的批判も高まっているよね。それにしても、いた子が不思議に思っているのは、1国2制度性という条約は、イギリスと中国の間で結ばれた条約なのに、イギリスがあまり物言わないということだよ。条約で1国2制度性を期限付きで約束したんだから、条約を破られているイギリスはもっと強く反発して、国際的な世論をリードしても良いのではないかと思うんだよね。いた子の理解が不足している点もあるかもしれないけど、100年間統治して、香港に自国の民主主義の制度を根付かせて、香港市民を教育してきたイギリスの責任というものもある気がするんだよね。今回の法律の制定で、金融市場としての香港のランキングも3位から6位に後退してしまった様子だし、法律の制定で香港の価値が下がっているんだよね。中国サイドでは、アメリカなどの批判に対して、内政干渉だと言っているようだけど、素人考えとしては、イギリスとの約束も守るべきなのではないかと思うんだよね。

2020年07月02日