山の神の独り言
新型コロナウイルスに関するニュースで、奈良公園の鹿のフンの話題出ていたよね。新型コロナウイルスの影響で観光客が激減して、鹿に鹿せんべいを与える人が居ないために、鹿のフンが従来の黒豆様のぽろぽろした状態に戻ったというんだよね。鹿せんべいの製造材料は基本小麦粉だから、カロリーは高いけど、繊維質が足りないんだよね。だから、鹿せんべいを頻繁に食べていると、フンが下痢状になるという話だよね。七福神の森にも、ニホンカモシカが住んでいるので、ニホンカモシカのフンはあちこちに残されているけど、どんぶり3杯分は優に超えるくらいの大量の黒豆状のフンが森の中に残っているんだよね。ニホンカモシカは鹿せんべいは食べていないので下痢状のフンが見つかることはまずないし、野兎のフンも鹿よりちょっとサイズは小さいけど黒豆状のフンを残していて、こちらも野生である限り下痢状のフンは見ることが無いよね。山の神も仕事の合間に、バナナなんか山中で食べたりするけど、ニホンカモシカにバナナの皮を食べさせたら喜ぶだろうなと思いつつも、森に動物の食べ物になるような物は残さないという人間と自然の関係の掟を守って、バナナの皮も回収しているんだよね。奈良公園の鹿は観光用だから仕方ないとしても、自然を相手に仕事をしている時は、人間と自然の距離感を保つということが、動物たちの自然な営みにも大切なことだよね。