恐山いた男の独り言

「政治家志望と学歴」

統一地方選挙、始まったよね。町のいたるところに選挙ポスターが貼ってあるし、街頭では候補者の名前が入った幟を立てて、候補者が熱弁をふるっているんだよね。先日、七福神家の大家さんが、選挙に立候補した人達の経歴を見て言っていたんだけど、国会議員レベルになると、○○大学という有名大学の出身者の人が多いけど、地方議員選挙の場合、学歴は全く問題視されていなくて、色々な学歴を持った人達が政治家を目指しているんだなと言っていたんだよね。日本は、学歴社会なので、親も子供も高い学歴を目指して頑張るんだけど、高い学歴の人が有能で社会で活躍するかというと、必ずしもそうではなく、有名大学を卒業しても「パッ!」としない人もいるわけだよね。その反面、学歴でハンディがある人は、人一倍頑張らないと高い学歴の人とは同じスタートラインに立つまでに努力が必要なんだよね。でもそんな人は、学歴のハンディキャップをバネにして頑張るし、学歴のある人と同じスタートラインに立った後も頑張りを継続するから、最終的には高学歴で普通に過ごした人たちよりはるかに高みに到達できるんだよね。大家さんが良く言っている言葉に「テストで評価できる能力は、数えられる人間の能力の25%に過ぎず、テストで評価できない能力で社会的に高い地位を獲得している人は沢山いる。」という言葉に説得力を感じるんだよね。地方議員として、地域の人達のために働く人は、社会の底辺を支えている名もない人達のために働くのが仕事だから、高学歴でエリートコースを歩んだ人達よりも地に足がついた活躍ができると思うんだよね。どんな人が地域住民の支持を得て議員になるかは選挙結果次第だけど、地域に根差して「泥臭く」活躍して欲しいよね。

2023年04月07日