恐山いた男の独り言

「七福神家の大家さん、孫達をスキースクールに入校させる」

七福神家の大家さんって、北国の生まれだから冬のスポーツは得意なんだよね。スケートは上手いし、スキーも筋金入りなんだよね。雪かきもスポーツだと思っている人だから、冬になって雪が降ると活き活きしているんだよね。特に、スキーは大好きで、大学院時代は、ワンシーズン20日間もスキー場へ行っていたという強者なんだよね。だから子供達にも3歳くらいからスキーを教えて、家族でもスキーへ行っていたんだよね。最近、大家さんの孫たちが7歳、5歳、3歳になったので、スキーを教え始めたんだけど、自分で滑るのと教えるのは勝手が違うみたいで、なかなか上手くいかなかった去年の反省を踏まえて、今年はスキースクールへ入校させて、プロから教えてもらうことにしたんだよね。年末年始にかけて、スキースクールへせっせと連れて行ったんだけど、最初はほとんど滑れなかった孫たちも、2日間スキースクールで特訓を受けたら、ボーゲンでスキー場の一般向けの斜面を滑れるようになったんだよね。大家さんが言うには、さすがスキーのプロは教え方が違う、ボーゲンを教えるにもスキーで三角を作って滑ると教えるらしく、大家さんが「ハの字」を作るんだと教えていたのとは違うんだよと感心していたんだよね。大家さん曰く、確かに、3歳の字を知らない子共に「ハの字」と言っても分からんもんね。などと言いつつ、その他の教え方一つ一つが違うと感心していたんだよね。おかげで、2日の入校で、一般ゲレンデなら楽々ボーゲンで降りて来れるようになって、来年はもう少し上級で教えてもらおうと張り切っているんだよね。大家さん、孫たちをスキースクールに入れている間は、見張り役として自分では滑れないので不満が溜まっていて、早く一緒に滑れるようになって、自分も滑りたいんだよね。

2023年01月19日