恐山いた子の独り言

「エリザベス女王の死去に思う」

エリザベス女王亡くなったよね、70年に渡りイギリスの君主として在位して、イギリス国民の母として尊敬を集めた人だから、その衝撃は大きいものがあるよね。エリザベス女王って、女性ながら君主としての気骨のある人で、「国民のために尽くす」という意志の強い人だったようだね。第二次世界大戦でのドイツとの戦いでは、自ら軍務についたりした人だから、気丈な人なんだろうね。エリザベス女王が君主であったイギリスだから、イギリスの女性は強いイメージがあるよね。イギリスで首相になった女性も、サッチャー、メイ、トラスと3人もいるよね。政治の世界って、世界的に男性社会だから、女性が首相になるということは、その人がずば抜けた才能を持っているということだと思うんだけど、社会的にも女性の活躍を促す文化が醸成されている懐の深い社会だと思うんだよね。いた子が女性だから言うのではないけど、女性が活躍できる社会って活力があるよね。そもそも、世界人口の半分は女性なんだから、政治の世界だって女性が半分居ても良い気がするんだけど、昔から戦争をやって領土を獲得してきたのは男性だったから政治の世界でも男性優位が続いているんだよね。七福神家に居る「山の神」は男性だけど、もともと山の神は女性なんだよね。地方によって色々な言い伝えがあるけど、地域によっては、山の神は春に里に下りて来て田の神になり、秋に山へ帰って山の神に戻るという言い伝えもあるんだよね。いた子が思うには、すべからく山野を守っているのが山の神であって、それは家を守るとか、子供を育むとかいう女性特有の本能に根ざした特性が人々に受け入れられて、大地を守るという役割を与えられたのではないかと考えるんだよね。女王としてイギリスを守ってきたエリザベス女王と、女性として大地を守っている山の神には共通した部分があるよね。いた子も女性だから言うのではなく、女性がもっと社会で活躍できる状況になれば、停滞している日本の産業も学術も、もっと活性化して成長社会になれるのではないかと思うんだよね。「日本の女性達よ頑張ろう!」

2022年09月20日