恐山いた男の独り言
「不惑のラガーマンに学ぶ」
「不惑」という言葉を知っているよね。孔子の論語にある人生の指標を表す言葉として有名だよね。論語では、「十五にして学に志し、三十にして立つ、四十にして惑わず(不惑)五十にして天命を知る・・・」の不惑なんだよね。孔子の時代って、紀元前の時代だから、五十まで生きている人はさほど多くない時代だから、五十にして天命を知ったのかもしれないけど、いた男なんか400年近く生きているのであまりピンと来ないんだよね。でも、七福神家の大家さんなんかは、四十の頃は「多惑」時代で、迷いばかりだったよと言っているんだよね。大家さんの「多惑」は人間性が練れていない証拠だから無視するとしても、不惑という言葉は最近多く使われているよね。大体、四十過ぎから上の年齢の人達が集まるクラブとか会に使われることが多い気がするんだよね。最近は、シニア層の人達は元気だから、「四十過ぎてから年齢無制限に頑張ろうぜ!」という意味で、シニアの活躍を表す言葉としても使われているんだよね。先日、NHKの朝のニュースでやっていたけど、「不惑のラグビー大会」というのがあって、83歳のラガーマンが活躍している映像が出ていたんだよね。83歳で会社経営しながら、週に1回の練習に出て、試合にも出ているというんだよね。会社経営だから退職は無いだろうけど、週に1回の練習に出るためには、普段からの鍛錬も必要だよね。それを見て、400歳のいた男としては、83歳は未だ若いと思ったんだけど、七福神家の大家さんは、「俺より年上で、ラグビーの試合に出ているのってすごいよな!」と感心していたんだよね。青森県には、90代の400メートルリレイで世界記録を持っている人達がいるから83歳は未だ若いのかもね。「不惑」を合言葉に、シニア世代が頑張る時代なのかもね?