山の神の独り言
「秋のコーヒーの木の成長に教えられた」
山の神が七福神家の大家さんの薬局で育てているコーヒーの木(七福薬局むつホームページの「コーヒーの木・成長記録」に写真掲載)があるんだけど、苗で購入した時は3本セットで一つのポットに植えられて来たので、そのまま鉢に移植して育てていたんだよね。来た頃は、10センチ程度だったんだけど、その後、「コーヒーの木・成長記録」の写真にもあるようにスクスクと順調に成長して夏場を超えて20-30センチ程度まで成長したので、そろそろ成長が止まるだろう秋口に3本を分離して、1本ずつ鉢に植え替えようと計画していたんだよ。秋になって外気温が10℃を下回る気候になったので、そろそろ植え替えかな?と思っていたら、盛んに成長し始めてモリモリ大きくなっているんだよね。
普通、草木って、夏の盛りに成長して、秋口の成長が止まると思うよね。でも七福神家の大家さんのコーヒーの木は、秋口になってからグングン伸びているんだよ。不思議に思って、山の神が調査してみたところ、コーヒーの木って、熱帯雨林の山岳地帯に自生し、昼夜の寒暖差が大きい環境を好むらしく、概ね10-25℃程度の気温が最適らしいんだよね。七福神家の大家さんの薬局の室内温度は、秋口だと日中24℃程度、夜間14℃程度なので、まさしく寒暖差が出てきた環境になっているんだよね。
山の神が考えるには、秋口になって、気温も冷涼で、寒暖差が出て、熱帯雨林の高地のような環境になったので、盛んに成長をはじめたんではないかと思うんだよね。
植物って、環境の影響を強く受けるので、適温適所なんだよね。七福神の森のヒバとか杉も、地形とか気象環境によって成長が大きく違うんだよ。同じ林地でも、水の流れる谷筋と山頂付近では木の成長が違うし、もちろん北斜面と南斜面でも違うよね。
以前、大家さんの薬局にヒバの苗を持って行って鉢植えにして育てていたら、生育が悪くて枯れそうになったんだけど、それを七福神の森に持って帰り植えたら見事に復活したこともあって、自然環境って植物にとって大切なんだなとつくづく思ったんだよね。大家さんの薬局のコーヒーの木も、きっと適温の時期を迎えて、故郷の熱帯雨林の高地を思い出して、元気に育っているんだよね。