恐山いた子の独り言
「中国・ロシア連合艦隊津軽海峡を通過す!」
最近の地元テレビのニュースで見たんだけど、下北半島の北に位置する津軽海峡を、日本海で訓練していた中国とロシアの艦隊が太平洋に出るため通過したというんだよね。津軽海峡って幅が50キロ程度しかないので、青森側から北海道が見えるし、北海道側からも青森が見えるので、両側から海峡を通過する船舶は丸見えなんだよね。ニュースの映像でも、一隻一隻がくっきりと見えて、倍率の高い望遠鏡だったら、乗組員までも見えるほどなんだよね。
津軽海峡って国際海峡なので、海峡の真ん中は東西に公海になっていて、国際法上は、何処の国の船でも通れることにはなっているんだよね。それでも国際ニュースなんかで出て来る中国艦船とロシア艦船の合同訓練の船が、いきなり下北半島の目の前に現れたらびっくりするよね。
いた子は、温泉が好きなので、津軽海峡に面した温泉地の下風呂温泉なんかへよく行って、海峡を眺めながら温泉に入るのが好きで、時々大型客船などが津軽海峡を通過するのを湯舟から見ているんだけど、軍艦が通るのは見たことはないんだよね。津軽海峡の北側の函館には、日露戦争の時に、津軽海峡を通過するロシア船を見張るために作られたの函館要塞の遺跡があるし、青森側の大間には、軍縮条約で戦艦土佐が廃艦になった時に外した40センチ主砲を要塞砲として設置していた砲塔の基礎部分の遺跡も残っているんだよね。
今は遠い昔の遺跡だけど、津軽海峡がそんな緊張した時期もあったという事だから、現在も、国際的に緊張状態にある艦隊が津軽海峡を通過するということはありうるんだよね。それにしても、目の前の津軽海峡を中国・ロシア連合艦隊の艦船が、次々と隊列をなして通過したら驚くよね。