恐山いた男の独り言
「岸田自民党新総裁の元で日本の政治は変わるのか?」
岸田自民党新総裁、早速人事を動かし始めたよね。比較的若手の新総裁ということで、国民の期待は大きい様だけど、今回の人事から見て取れることって、あまり斬新さが無いという事かも?といた男は思っているんだよね。
総裁選の決選投票のパターンを見ると、国会議員の票が、派閥中心に動いているから、岸田新総裁も、結局、派閥に対する論功恩賞的な人事になっている傾向が見られるよね。あるテレビの討論番組のコメントによると、決選投票での国会議員の投票行動の動機は、改革より安定とバランスを重視していると言うんだよね。従って、票の動向も派閥の重鎮の意向に沿った形で動いていて、結果的には従来と変わらずという選挙結果に繋がっているんだよね。総裁選挙戦の時は、改革ムードが高まって、国民も期待したんだと思うけど、蓋を開けてみれば、結局従来と変わらずという事なんだよね。
岸田新総裁が、いくら自分で改革をしようと思っても、周囲を固める人達が、派閥の重鎮の意向で動く人達だったら、改革は進まないよね。河野さんに国会議員票が集まらなかったのも、河野さんの改革路線に危惧を感じている国会議員が多かったという事だよね。
最近の国際情勢を見ると、世界的に日本の優位性が低下しているという事実があるよね。特にデジタル面における情勢では、大きく後れを取っているので、菅内閣の目玉としてデジタル庁の新設などという事があったんだよね。いた男としては、世界の情勢が改革に動いている中で、日本の政治家が改革を嫌うという事が日本全体の改革にブレーキをかけているんではないかと危惧するんだよね。世界が進歩している中での「現状維持」は「後退」を意味する訳なので、このままでは、日本は世界の後進国になってしまうよね。