山の神の独り言
「秋風の中を舞うオニヤンマ」
七福神の森のある下北地方は、お盆が過ぎると暑さも和らぎ、秋風が吹き始める季節になるんだよね。秋風が吹き始めるころになると、ススキの穂が出始めて、秋を感じるんだよね。ススキの穂が出始めると、七福神の森に乱舞するのはトンボなんだよね。トンボの中でも、七福神の森の谷筋に乱舞しているのは、オニヤンマなんだよね。
オニヤンマは「キングオブトンボ」と言われ、トンボ界の王様だよね。七福神の森の全般的に飛んでいるんだけど、特に谷筋には生息頻度が多いんだよね。トンボって水際で産卵したりするので、清流の流れる七福神の森の谷筋には多いんだと思うんだよね。オニヤンマってトンボの中では貴重種だから、普段はあまり見られないよね、でも七福神の森の谷筋では、飛んでいるトンボの半分はオニヤンマなんだよね。オニヤンマって、アブなどを餌にしているトンボなので、いつもアブに襲われている山の神としては、救世主の様な存在なんだよね。
冬が来るまでの短い期間だけど、アブを沢山捕食して、いつもアブに刺されている、山の神の仇を打って欲しいよね。オニヤンマが乱舞する季節になると毎年思うけど、こんなに沢山のオニヤンマが生息できる七福神の森とそれがある下北地域って本当に自然豊かな地域なんだなと実感するんだよね。山の神、オニヤンマ達のためにも、豊かな自然の下北地区の森林を守るために頑張ります。