恐山いた男の独り言

「わり(悪い)ごどしてるおどな(大人)はどごだ」とナマハゲ30体吠える!

先日のネットニュースで、秋田県の男鹿の寒風山に30体(人?)の「ナマハゲ」が集合して「男鹿のナマハゲ大集合!」大会が開かれたというニュースがあったんだよね。ちなみに、タイトルの「わりごどしてるおどなはどごだ」の正式な日本語訳は「悪いことしている大人はどこだ」なんだけどね。
なまはげに関したブログは以前にも書いたけど、秋田県の男鹿地方に伝わる、秋田県の誇る伝統文化だよね。いた男は、子供達の教育的観点からも、また大晦日に地域の安全祈願を願う行事としても素晴らしい意義のある行事だと思っているんだよね。昨年は、新型コロナウイルスの流行で、伝統行事の中止を余儀なくされて、いた男も、男鹿地域の方々も残念な思いをしたんだけど、寒風山の広い野原に集合したのなら、ソーシャルディスタンスも保たれているし、ナマハゲが思い切り「吠える!」には絶好の場所だよね。各家庭を回るならば「泣くごはいねが」でもそれなりの説得力はあるけど、寒風山の広場では子供もあまりいないだろうから、広く世間に向けて「わりごどしてるおどなはどごだ」と吠えたのだろうと思うけど、できれば「コロナ禍でもあずまって(集まって)さげこ(酒)飲んでるおどな(大人)とかわげもの(若者)いねが」とも吠えて欲しかったかよね。
去年の「なまはげ」中止で、ナマハゲはさぞかし気落ちしているだろうと心配していたけど、男鹿のシンボル寒風山に集まってナマハゲの実力をいかんなく発揮できたのは何よりだったと、いた男は、心底、ホッとしているんだよね。コロナ禍で社会全体が委縮ムードの昨今なので、ナマハゲには大いに吠えて欲しいよね。皆でナマハゲにエールを送ろう!

2021年07月08日