恐山いた子の独り言
「半導体が足りなくて、家電が作れない?」
先日、経済系のニュースを見ていたら、最近、半導体が不足していて、家電製品の生産が出来なく、大型家電店の店頭で家電が品薄になっているというニュースをやっていたんだよね。半導体に関しては、以前もブログで書いたけど、今や戦略物資になっていて、半導体を制する者が世界を制するとまで言われているんだよね。
半導体不足の原因としては、日本の半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスの工場火災とか、5Gの展開で半導体需要が高まっているとか言われているらしいよ。確かに現在使われている機械とか家電製品で半導体を使っていないものを見つける方が難しいくらい、半導体は人類の生活に浸透してしまっているよね。
いた子が驚いたのは、鋼鉄のブロックに近いエンジンをメインとして動く自動車でも、一台に5,000個の半導体が使われていると言うんだよね。知り合いのクラッシクカーマニアの人の話だと、昔のエンジンは半導体を使っていないで、メカだけで動くので素人でも手を入れて修理出来るけど、今のエンジンは電気系統が複雑すぎて素人の手には負えないと言っていたもんね。確かに、一台に5,000個もの半導体を使っているのだと、機械というより電気製品というイメージになるよね。そんな中で、半導体が不足しているんだから、家電・通信・自動車いろいろな工業分野で半導体を取り合っているから、半導体が不足しているんだよね。
時代によって産業を支える資源というのいうは変化するわけだけど、1900年代初期にドイツの宰相を務めたビスマルクは、「鉄は国家なり」と言ったというのは有名な話だけど、今の時代になると「半導体は国家なり」になってしまっている様相だよね。