恐山いた男の独り言

「オリンピック開催に関して政府感染対策分科会会長の発言の波紋」

東京オリンピック開催に関して、政府の新型コロナウイルス感染対策分科会の尾身会長の発言、話題になっているよね。開催の可否に関する発言なので、政府も神経をとがらせているし、国民も注目しているよね。
いた男が注目しているのは、政府感染対策分科会の中から、政府に対して不都合な発言が出て来るという事なんだよね。政府とか企業の調査会というのは、だいたい調査委員は自分達に都合の良い人が選ばれることが多いし、調査結果というのは自分達に不都合な結果にならないように人選されるのがこれまでの慣習だよね。特に政府の調査委員会などというのは、選ばれた委員も学者としての箔が付くし、政府からの研究補助等に関しても有利になると言われているので、選ばれた委員も、政府の意図を汲んだ結論になりがちだよね。いわゆる「御用研究者とか御用学者」と言われている人達だよね。言い方は悪いかもしれないけど、政府としては研究者のお墨付きを得て、アリバイ作りの手段としている、と言う人もいるよね。
いた男の大家さんも、若い頃、10年余にわたり、有名旧帝国大学で研究生活をしていたことがあるから、周囲に偉い先生が沢山いて、政府の委員会のメンバーで、勲章とかもらっている先生が沢山いたらしいんだよね。そんな先生方が、政府の委員会で官公庁とかへ行くと、官僚から「○○先生もそろそろ勲章ですね!」などと言われてまんざらでもなさそうにしていた先生も結構居たと言っていたよ。そもそも政府にしても企業にしても、調査委員会をなぜやるかという事も含めて考え直す必要もあるかとは思うけど、そんな状況のなかでの今回の尾身会長の発言なので、よっぽど思い切った発言なんだなと、いた男は思うんだよね。

2021年06月10日