恐山いた男の独り言
「長征5号Bの残骸制御不能で地球に落下する」
少し前の話になるけど、中国の宇宙ロケットの長征5号Bの残骸が、制御不能のままインド洋のモリジブ沖に落下したというニュース出ていたよね。万が一、制御不能のまま陸地に落ちたら大変な事になっていたと心配するむきもあるよね。
実は、以前も中国のロケットの残骸がアフリカの陸地に落ちたことがあって、その時は落ちた国が中国の友好国だったので、何も問題にならなかったらしいんだけど、結構あるんだ!といた男は思ったんだよね。
最近、中国の宇宙開発技術ってすごく発達していて、今回の長征5号Bも中国独自の宇宙ステーションのコア部分の打ち上げをやったんだよね。宇宙空間って、ロマンがあって、いた男なんかはすごく憧れるんだけど、実は最近の宇宙空間って激烈な軍事競争の空間にもなっているんだよね。
アメリカは最近、宇宙軍という組織を立ち上げて活発に活動しているのは皆知っているよね。今の軍事って、軍事衛星を多く持っている方が優位に立てるので、宇宙空間での優位を保てる方が軍事的にも優位に立てるんだよね。アメリカが今使用している衛星の数は約3,000と言われていて、中国が700程度だと言われているらしいので、宇宙空間のアメリカの優位は保たれているだよね。でも反対に、中国からすると何とかしてその優位を覆すために必死にロケットを打ち上げている構図だよね。最近は、敵の衛星を打ち落とすためのキラー衛星というやつの開発も盛んらしく、破壊された衛星の破片が宇宙デブリになって、危険だというんだよね。国際宇宙ステーションなんかも、宇宙デブリとの衝突を避けるために、年に10回程度は、軌道修正の作業をしているという話だよ。
制御不能なロケットの残骸が落ちて来るのも困りもんだけど、いろんな意味で、軍拡競争が宇宙まで広がっている事態は困ったもんだよね。宇宙がロマンでなくなってしまうよね。