恐山いた子の独り言

「新型コロナウイルスワクチン接種で緩む危機感」

新型コロナウイルスワクチンの接種が世界的に進み、接種率の高い国々では、経済活動の自粛が解禁になり始めているよね。特に、観光業が大きな産業になっている国々では、外国からの観光客の受け入れが始まっているよね。テレビのニュースを見ていると、皆さんマスクを外して、3密状態の所で、陽気に観光しているんだよね。
新型コロナウイルスによる外出規制から解放されたことを喜んでいるんだと思うけど、いた子は、「本当にあれで良いのかな?」と思うんだよね。ワクチンを接種したからと言っても、100%終わっている訳でもないし、変異ウイルスの動向も定かでない現在、手放しで規制解除して良いものかと疑問なんだよね。
これまでの流行のパターンを見ていると、規制して感染状態が沈静化して完璧でない状態で、規制が解除され、さらに悪い状態になるといったことが繰り返されているよね。1波より2波、2波より3波と次第に状況が悪くなっているのは、中途半端に規制が解除されて、規制の反動で人々が動き回るからだと思うんだよね。
厳重に感染対策がなされているはずのプロスポーツの世界でさえ、新規感染者が出ているよね。あれって、こっそりと街へ飲みに行ったりしているからだと思うんだよね。いわゆる「懲りない奴ら」が沢山いるということだよね。絶対に感染してはならないと言われているはずのプロスポーツ選手でさえそうなんだから、一般の人達においては「論外」だよね。
これだけ世界を騒がせている大問題なのに、他人事のように思っている人達が多いということだよ。ワクチンが普及して、一安心したい気持ちは分らんでもないけど、世界中で何十万人という人が死んでいる事実をもっと深刻に考えるべきだよね。何も、ワクチンで規制が解除になったからと言って、早々に観光へ出かける必要ないと思うけどな。

2021年05月27日