恐山いた男の独り言

「新型コロナウイルス流行の第4波襲来と社会的モラル?」

新型コロナウイルスの第4波が襲来して、全国的に大騒ぎになっているよね。3回目の緊急事態宣言も出され、関西を中心に厳しい状態になっているよね。
最も厳しい状況にある大阪などは、第3波が治まって、東京より一足先に緊急事態宣言が解除されて、間もなく第4波が襲来した感じだよね。一説には、第3波の緊急事態宣言が、東京より3週間早く解除されたから、若者を中心に老若男女が大阪へ観光に押し寄せたからだという説も出ているよね。確かに、今までのケースを見ていると、人が集まるところ(3密)の場所で新型コロナウイルスの感染が広がっているよね。
最近のテレビの映像を見ていて驚いたことは、飲食店の時短営業で、飲食店が閉店してから、繁華街近くの公園とか広場に集まって酒を飲んでいる人達が多く居るということだよ。中には、路上でマスクを外して、車座になって酒を飲んでいる若者の映像もあったりして、驚くんだよね。
新型コロナウイルス感染で、日本でも千人を超える人が死亡して、アメリカでは、ベトナム戦争の戦死者よりも多くの人が亡くなっているという現状を全く認識していない状況に驚くばかりだよね。日本人の美徳として、公共性ということが挙げられていて、公共の場ではルールを守るとか、他人が見ていなくても道徳心に従って行動するなど、昔から日本に根付いている「人間としての徳」というものが無くなっているんではないかと思うんだよね。
例えば、田舎の町では、路上で車座になって酒を飲んだりしたら、直ぐに周囲の人達から警察に連絡が行って、注意されるよね。それが大都会では普通の事として、誰も咎めないというところ問題があると思うんだよね。田舎の様に、周囲から監視されるのが良いとは言わないけど、新型コロナウイルスの感染拡大って、社会的モラルがしっかりしていればある程度の防疫効果はあるよね。「日本人よ、もう一度社会的モラルを取り戻そう!」だよね。

2021年04月28日