恐山いた子の独り言

「菅・バイデン会談に思うこと」

菅首相とバイデン・アメリカ大統領との会談のニュース盛んに取り上げられているよね。
今回の対面での直接会談は、バイデン大統領の就任以来初で、バイデン政権が、いかに日本との同盟を大切にしているかの表れだという論調が多いよね。確かに西太平洋で、中国との対立関係が決定的になっている現在では、レッドグループのレッテルを貼られている今の韓国よりは、日本とか台湾の方が頼りになるよね。
中国側から西太平洋を見た地図って時々テレビの画面で見るようになったけど、あれを見ていると確かに、日本列島と台湾が中国の西太平洋への出口を塞いでいる様に見えるよね。中国の海洋活動が活発になるほど、日本列島と台湾の地位が重要になることは予測されるよね。バイデン大統領も、、「自由で開かれたインド太平洋」を守るという名目で、中国を封じ込めようとしているから、「アメリカ参り」の一番くじを引かせてもらった見返りは覚悟しないといけないというのが一般的見方だよね。
一方で、日本にとって中国は、貿易相手国として、全貿易額の約30%を占める重要な相手国にもなっているんだよね。アメリカとかEUが、新彊ウイグル自治区の人権問題で中国と厳しく対立している中でも、日本がこの問題に関しては及び腰なのはそんな事情もあるんだよね。バイデン大統領としても、そんな日本の及び腰を読んで、「アメリカ参りの一番くじ」を日本に当てさせたのかもね。一種の「踏み絵」だと言っている人も居るよね。
今の日本の政府の姿勢って、「何となく世界平和」「お題目は日米同盟」「国際関係は八方美人」的な曖昧なところがあるから、踏み絵の儀式当番が当たったんだよね。「これからどうする日本!」という岐路に立っているのかもしれないよね。

2021年04月24日