山の神の独り言
「春が来た!苗木の植え付けに“GoGo”」
春先って草花や木々の芽吹く季節で新しい季節が来たという「希望」の季節だよね。
春を告げる植物って、七福神の森では、やはりフキノトウかな?水芭蕉も春先に雪が解けると同時に芽を吹きだすので、春告げ草だよね。七福神の森では、フキノトウも水芭蕉も一斉に芽吹きだしたから、草草の芽吹きに追い立てられるように、春先の山仕事は本格稼働の時期になったんだよね。
春先にやる山仕事は、やはり苗の植え付けだよね。苗の植え付けは、春植えと秋植えがあるんだけど、時期的にも活着率の面からも、春植えが良いと、山の神は思うんだよね。丁度、雪解けから梅雨の長雨の時期にかけて、地面が湿っているので、苗にとっても地面に根を下ろすには良い時期なんだと思うよ。
山の神が今取り組んでいるのは、苗作りのための挿し木なんだよね。苗作りの方法としては、種から植える方法と、針葉樹などでは挿し木で発根するので、挿し木が広く用いられているんだよね。挿し木って、木の発芽点がある枝を、土に挿して適度な湿気を与えておくと自然に根が付くんだよね。山の神は、今、挿し木を精力的にやっているんだよね。昨年も試みにやってみたけど、あまり上手くいかない部分もあって、今年は勉強しなおして再度挑戦しているんだよ。
挿し木の作業が終わったら、今年新たに苗で購入する、「トウヒ」と「トドマツ」の苗を植樹する作業が6月まで続くんだよね。文字通り、一心不乱に「苗木の植え付けにGoGo」なんだよね。挿し木もそうだし、苗木を植える作業も、泥にまみれての作業で大変だけど、新しい木が育つのは楽しみでもあるんだよね。
人間の子供の成長も楽しみだけど、森林を愛する者にとっては、木の苗がすくすく育つのを見ているのも楽しみなんだよね。