山の神の独り言
「自然の威力ってすごい!」
今年の冬は雪が多く、七福神の森でも色々被害が出たんだよね。
林内作業車の車庫のパイプが雪の重さで曲がり、屋根がつぶされたり、作業用具のパイプ小屋に杉の木に積もった雪が直撃してパイプの継ぎ手のプラスチックが割れて小屋が分解したりで雪の被害がかなり出たんだよね。
七福神の森がある地域は、津軽地区と違って、雪があまり多くない地域だから、自然を甘く見ていた山の神の誤算だったと反省しているんだよね。
その雪の被害にも負けずにインディアンテントは最近まで健在だったんだよね。インディアンテントって、円錐形の形だから、雪が積もっても自然に落下するし、構造的にも6センチ角の角材が6本組で相互にクロスして組まれて、相互にロープで固定されているから、構造的にも頑丈に出来ているはずなんだよね。しかも、各支柱は1本おきに土中に杭を打って杭で止められていたので絶対大丈夫だと思っていたんだよね。
ところが、2月の下旬に北海道と東北を中心とした地域に強い風が吹いて、下北地域でも被害が出たんだよ。大家さんの家の近くのごみ小屋が小屋ごと飛ばされて、道路に横倒しになったり、店舗の近くのレストランの屋根が強風で飛ばされたりしたんだよね。
七福神の森のインディアンテントも、6本の支柱が組まれたまま、土中の杭が抜けて倒れたんだよ、インディアンテントって、円錐形をしているので、高さ4m近くあっても風の影響は受けにくいはずなんだけど、見事に風に吹き飛ばされて横倒しになったんだよね。支柱に結び付けられていた杭が支柱に付いたままで抜けていたのを見て、風の威力を思い知らされたし、自然の脅威に気持ち的にひれ伏した気分になったんだよね。
山の神は、自然と共生しながら生活しているつもりだけど、まだまだ自然の力に畏敬の念が足りなかったと思い、反省させられているんだよ。