恐山いた子の独り言
「東京オリンピックどうなるのか心配?」
東京オリンピックの組織委員会の会長さん、女性蔑視発言で辞任したよね、本人は昔気質の人で、国会議員団という男社会で長年リーダー的役割を果たしてきた方だから、戦前までの日本社会に染みついていた「女子供の出る幕ではない」と言って女性の意見を封じ込めてきた風習の名残が残っているんではないかと、いた子は思うんだよね。
昔は女性が家に居て家庭を守るというスタイルが一般的で、今みたいに女性の就労が当たり前になっている社会構造とは明らかに状況が違うよね。
昔みたいに女性が家に居て、社会活動に寄与する程度が少なかった時代ならば、社会に対する女性の発言力が弱いのも分かるけど、現在みたいに女性の社会進出が進んでいる時代に、ましてや諸外国では女性の首相も活躍している時代に、女性蔑視は論外だよね。
本人としては、会議で女性が細かいことまで発言するので、決議までに時間がかかると言ったのだと思うけど、男性の「ずぼらさ」を補う貴重な意見だと捉えるべきなんだよね。
女性は几帳面な人が多いから、仔細にこだわる意見が出て、男性から見れば「大筋がしっかり決まっていれば、そんな些細な事どうでもいいんじゃない!」と言いたくなることもあると思うけど、オリンピックでも会社でも社会でも構成員の半分は女性なんだから女性の意見を無視することはもはや出来ない社会になっていることを自覚するべきなんだよね。
大家さんも言っていたけど、大家さんもアバウトな性格なので、女性のきめ細かい配慮に助けられることが多いということだよ。今回の辞任は東京オリンピック組織委員会にとっては残念なことかもしれないけど、日本の男性諸氏に対して良い警告になったんではないかと、いた子は前向きに考えているんだよね。